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連合野

連合野 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

連合野は大脳皮質の約75%を占め、感覚野や運動野からの情報を統合して高次脳機能を担う領域です。前頭連合野、頭頂連合野、側頭連合野、後頭連合野に分けられ、思考・判断・記憶・言語などの機能に関与します。

詳しい解説

大脳新皮質の6層構造

名称 機能
I層 分子層 下位層の樹状突起や軸索の終末分枝からなる
II層 外顆粒層 小型の顆粒細胞、近くの皮質間の連絡(連合線維)
III層 外錐体細胞層 同側または対側の皮質と連絡(連合線維・交連線維)
IV層 内顆粒層 視床からの入力を受ける部位
V層 内錐体細胞層 ベッツ巨大錐体細胞、錐体路を形成
VI層 多型細胞層 主に視床に投射する出力層

層の機能分担

機能 関与する層
感覚情報の受容と処理 III層とIV層
運動出力の制御 V層とVI層

連合野の種類と機能

連合野 位置 主な機能
前頭連合野 前頭葉前部 思考、判断、計画、人格、作業記憶
頭頂連合野 頭頂葉 空間認知、身体図式、感覚統合
側頭連合野 側頭葉 聴覚の連合、言語理解、記憶
後頭連合野 後頭葉 視覚の連合、物体認識

一次野と連合野の違い

項目 一次野 連合野
機能 感覚の受容、運動の出力 情報の統合、高次機能
IV層 感覚野で発達 やや発達
V層 運動野で発達 様々
占有面積 約25% 約75%

連合野の障害

連合野 障害時の症状
前頭連合野 人格変化、判断力低下、無気力
頭頂連合野 半側空間無視、失行、身体失認
側頭連合野 感覚性失語、聴覚失認
後頭連合野 視覚失認、相貌失認

絶対に覚えるべきポイント

  • 大脳新皮質は6層構造
  • III層とIV層=感覚情報の処理
  • V層とVI層=運動出力の制御
  • 連合野=高次脳機能を担う(大脳皮質の約75%)
  • 4つの連合野:前頭、頭頂、側頭、後頭

一問一答

Q1. 大脳新皮質は何層構造か?

【答え】 A. 6層構造

I層(分子層)からVI層(多型細胞層)までの6層で構成されます。

Q2. 視床からの入力を受ける層はどれか?

【答え】 A. IV層(内顆粒層)

IV層は視床からの感覚入力を受け取る主要な層です。

Q3. 錐体路を形成する層はどれか?

【答え】 A. V層(内錐体細胞層)

V層にはベッツ巨大錐体細胞があり、錐体路を形成します。

Q4. 前頭連合野の主な機能は?

【答え】 A. 思考、判断、計画、人格

前頭連合野は「心の座」とも呼ばれ、高次の認知機能を担います。

Q5. 頭頂連合野の主な機能は?

【答え】 A. 空間認知、身体図式

頭頂連合野は視覚や触覚などの感覚情報を統合し、空間認識に関与します。

Q6. 連合野は大脳皮質の約何%を占めるか?

【答え】 A. 約75%

一次野は約25%で、連合野が大部分を占めます。

国家試験対策問題

問題1

大脳新皮質の6層構造について正しいのはどれか。

a. IV層は運動出力に関与する

b. V層は視床からの入力を受ける

c. IV層は視床からの入力を受ける

d. II層は錐体路を形成する

e. I層はベッツ巨大錐体細胞を含む

【解答と解説】 正解:c

IV層(内顆粒層)は視床からの感覚入力を受け取る層です。V層は錐体路を形成し、ベッツ巨大錐体細胞を含みます。

問題2

連合野について正しいのはどれか。

a. 大脳皮質の約25%を占める

b. 感覚の直接的な受容を担う

c. 運動の直接的な出力を担う

d. 高次脳機能を担う

e. 4層構造である

【解答と解説】 正解:d

連合野は大脳皮質の約75%を占め、一次野からの情報を統合して思考・判断・記憶などの高次脳機能を担います。

問題3

前頭連合野の障害で見られる症状はどれか。

a. 半側空間無視

b. 視覚失認

c. 感覚性失語

d. 人格変化

e. 相貌失認

【解答と解説】 正解:d

前頭連合野の障害では人格変化、判断力低下、無気力などが見られます。半側空間無視は頭頂連合野、視覚失認・相貌失認は後頭連合野、感覚性失語は側頭連合野の障害です。

問題4

連合野と機能の組み合わせで正しいのはどれか。

a. 前頭連合野 – 視覚の連合

b. 頭頂連合野 – 空間認知

c. 側頭連合野 – 人格

d. 後頭連合野 – 聴覚の連合

e. 前頭連合野 – 身体図式

【解答と解説】 正解:b

頭頂連合野は空間認知・身体図式に関与します。前頭連合野は思考・判断・人格、側頭連合野は聴覚の連合・言語理解、後頭連合野は視覚の連合に関与します。

まとめ

大脳新皮質は6層構造で、III・IV層は感覚情報の処理、V・VI層は運動出力の制御を担います。連合野は大脳皮質の約75%を占め、前頭連合野(思考・判断・人格)、頭頂連合野(空間認知・身体図式)、側頭連合野(聴覚の連合・言語理解)、後頭連合野(視覚の連合)の4つに分類されます。一次野からの情報を統合し、高次脳機能を担う重要な領域です。

#解剖学 #神経系 #連合野

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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