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髄鞘と跳躍伝導

髄鞘と跳躍伝導 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

髄鞘(ミエリン鞘)は神経の伝導速度を飛躍的に向上させる重要な構造です。髄鞘を形成する細胞は中枢神経と末梢神経で異なり、これは国家試験で頻出のテーマです。この記事では、髄鞘の形成細胞、ランビエ絞輪、そして跳躍伝導のメカニズムについて詳しく解説します。

詳しい解説

髄鞘を形成する細胞

部位 形成細胞 特徴
中枢神経 希突起膠細胞(オリゴデンドロサイト) 1つの細胞が複数の髄鞘節を形成
末梢神経 シュワン細胞 1つの細胞が1つの髄鞘節を形成

髄鞘とランビエ絞輪

構造 詳細
髄鞘 電気的絶縁部分(活動電位は発生しない)
ランビエ絞輪 髄鞘と髄鞘の隙間、活動電位が発生する場所

無髄神経と有髄神経の比較

種類 伝導速度 伝導様式
無髄神経 遅い 連続伝導
有髄神経 速い 跳躍伝導

跳躍伝導のメカニズム

有髄神経では、髄鞘(ミエリン)で覆われた部分は絶縁されているため、活動電位は髄鞘の切れ目であるランビエ絞輪でのみ発生します。活動電位がランビエ絞輪から次のランビエ絞輪へ「跳ぶ」ように伝わることから、跳躍伝導と呼ばれます。

項目 詳細
定義 活動電位がランビエ絞輪から絞輪へ跳ぶように伝わる
原理 髄鞘で覆われた部分は絶縁、絞輪でのみ活動電位発生
利点 伝導速度が速い、エネルギー効率が良い

無髄神経の伝導(連続伝導)

無髄神経では、活動電位が軸索の細胞膜を次々と脱分極させながら伝わっていきます。髄鞘がないため速度は遅くなります。

絶対に覚えるべきポイント

  • 中枢神経の髄鞘 = 希突起膠細胞
  • 末梢神経の髄鞘 = シュワン細胞
  • 跳躍伝導は有髄神経で見られる
  • ランビエ絞輪で活動電位が発生
  • 伝導速度:有髄神経 > 無髄神経

一問一答(6問)

Q1. 中枢神経で髄鞘を形成する細胞は?

【答え】 A. 希突起膠細胞(オリゴデンドロサイト)

希突起膠細胞は1つで複数の軸索の髄鞘を形成できます。


Q2. 末梢神経で髄鞘を形成する細胞は?

【答え】 A. シュワン細胞

シュワン細胞は1つで1つの髄鞘節を形成します。


Q3. ランビエ絞輪とは?

【答え】 A. 髄鞘と髄鞘の隙間で、活動電位が発生する場所

ランビエ絞輪があることで跳躍伝導が可能になります。


Q4. 跳躍伝導が見られるのは有髄神経?無髄神経?

【答え】 A. 有髄神経

跳躍伝導は髄鞘があることで可能になります。


Q5. 伝導速度が速いのは有髄神経?無髄神経?

【答え】 A. 有髄神経

跳躍伝導により、有髄神経は無髄神経より速く興奮を伝えます。


Q6. 無髄神経の伝導様式は?

【答え】 A. 連続伝導

無髄神経では活動電位が連続的に伝わるため、速度が遅くなります。

国家試験対策問題(4問)

問題1(選択問題)

末梢神経の髄鞘を形成する細胞はどれか。

a. 希突起膠細胞

b. 星状膠細胞

c. シュワン細胞

d. 小膠細胞

【解答と解説】 正解:c

末梢神経の髄鞘はシュワン細胞が形成します。希突起膠細胞は中枢神経の髄鞘を形成します。


問題2(○×問題)

跳躍伝導は無髄神経で見られる。

【解答と解説】 正解:×

跳躍伝導は有髄神経で見られます。無髄神経では連続伝導が起こります。


問題3(選択問題)

跳躍伝導について正しいのはどれか。

a. 無髄神経で見られる

b. 伝導速度が遅い

c. ランビエ絞輪で活動電位が発生する

d. 髄鞘で活動電位が発生する

【解答と解説】 正解:c

跳躍伝導では、髄鞘で覆われた部分は絶縁されているため、ランビエ絞輪でのみ活動電位が発生し、絞輪から絞輪へ跳ぶように伝導します。


問題4(穴埋め問題)

中枢神経では(  )が、末梢神経ではシュワン細胞が髄鞘を形成する。

【解答と解説】 正解:希突起膠細胞(オリゴデンドロサイト)

髄鞘形成細胞は部位によって異なることを覚えましょう。

まとめ

髄鞘形成細胞の比較

部位 形成細胞 形成数
中枢神経 希突起膠細胞 1細胞で複数
末梢神経 シュワン細胞 1細胞で1つ

伝導様式の比較

神経の種類 伝導様式 速度
有髄神経 跳躍伝導 速い
無髄神経 連続伝導 遅い

チェックリスト

  • [ ] 中枢 = 希突起膠細胞
  • [ ] 末梢 = シュワン細胞
  • [ ] 有髄神経 = 跳躍伝導
  • [ ] 無髄神経 = 連続伝導
  • [ ] ランビエ絞輪で活動電位発生

#解剖学 #神経系 #国試対策

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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