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卵巣と卵管

卵巣と卵管 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

卵巣と卵管は密接な位置関係にあり、排卵された卵子は卵管采によって捕捉されます。また、卵巣と卵管は子宮広間膜によって支持されています。この記事では、卵巣と卵管の構造と位置関係について詳しく解説します。

詳しい解説

卵巣の固定構造

卵巣は以下の構造によって固定されています:

構造 固定先 内容物
卵巣提索 骨盤壁 卵巣動静脈
固有卵巣索 子宮
卵巣間膜 子宮広間膜

卵管の構造

卵管は卵巣側から子宮側に向かって以下の4つの部分に分けられます:

  • 卵管采 – 漏斗状の先端、指状の突起
  • 卵管腹腔口 – 卵管采の開口部、腹腔と交通
  • 卵管膨大部 – 最も広い部分、受精の場
  • 卵管峡部 – 狭くなった部分
  • 卵管子宮口 – 子宮腔に開口

子宮広間膜

子宮広間膜は子宮を覆う腹膜のひだで、以下の3つの部分に分けられます:

部分 位置 内容
卵巣間膜 卵巣を包む 卵巣を固定
卵管間膜 卵管を包む 卵管を固定
子宮間膜 子宮側壁 子宮動静脈

子宮円索

  • 子宮から鼠径管を通って大陰唇に至る
  • 男性の精索に相当(ただし内容は異なる)
  • 子宮の前傾位を維持

子宮の構造

  • 子宮底 – 子宮の最上部
  • 子宮体 – 子宮の主要部分
  • 子宮腔 – 子宮体部の内腔
  • 卵管子宮口 – 卵管が子宮に開口する部分

卵管采の機能

卵管采は排卵された卵子を捕捉する重要な構造です:

  • 指状の突起(卵管采ひだ)
  • 卵巣表面を覆うように広がる
  • 繊毛運動で卵子を卵管内へ運ぶ

絶対に覚えるべきポイント

  • 卵巣の固定: 卵巣提索(骨盤壁へ)、固有卵巣索(子宮へ)、卵巣間膜
  • 卵管の4区分: 卵管采→卵管膨大部→卵管峡部→卵管子宮口
  • 受精の場: 卵管膨大部
  • 子宮広間膜の3部: 卵巣間膜、卵管間膜、子宮間膜
  • 子宮円索: 鼠径管を通り大陰唇へ

一問一答

Q1. 卵巣を骨盤壁に固定する構造は何か?

【答え】 A. 卵巣提索

卵巣提索は卵巣動静脈を含み、卵巣を骨盤壁に固定します。

Q2. 卵巣を子宮に固定する構造は何か?

【答え】 A. 固有卵巣索

固有卵巣索は卵巣と子宮を結ぶ索状の構造です。

Q3. 受精が行われる場所はどこか?

【答え】 A. 卵管膨大部

卵管膨大部は卵管で最も広い部分で、精子と卵子が出会い受精が行われます。

Q4. 子宮広間膜を構成する3つの部分は何か?

【答え】 A. 卵巣間膜、卵管間膜、子宮間膜

これらは子宮広間膜の一部として卵巣、卵管、子宮をそれぞれ支持します。

Q5. 女性の鼠径管を通過する構造は何か?

【答え】 A. 子宮円索

子宮円索は子宮から鼠径管を通って大陰唇に至ります。男性では精索が通過します。

Q6. 卵管が腹腔と交通する開口部を何というか?

【答え】 A. 卵管腹腔口

卵管腹腔口は卵管采にある開口部で、排卵された卵子が取り込まれます。

国家試験対策問題

問題1(選択問題)

卵巣の固定構造と固定先の組み合わせで正しいものはどれか。

a) 卵巣提索 – 子宮

b) 固有卵巣索 – 骨盤壁

c) 卵巣間膜 – 子宮広間膜

d) 卵管間膜 – 卵巣

【解答と解説】 正解:c

卵巣間膜は子宮広間膜の一部です。卵巣提索は骨盤壁へ、固有卵巣索は子宮へ卵巣を固定します。

問題2(○×問題)

受精は通常、卵管峡部で行われる。

【解答と解説】 正解:×

受精は通常、卵管膨大部で行われます。卵管峡部は卵管膨大部と子宮の間の狭い部分です。

問題3(穴埋め問題)

子宮広間膜は(  )、(  )、(  )の3部に分けられる。

【解答と解説】 正解:卵巣間膜、卵管間膜、子宮間膜

これらは子宮広間膜を構成する3つの部分です。

問題4(選択問題)

卵管について正しいものはどれか。

a) 卵管采は子宮側に位置する

b) 卵管膨大部が最も狭い

c) 卵管腹腔口は腹腔と交通する

d) 受精は卵管峡部で起こる

【解答と解説】 正解:c

卵管腹腔口は卵管采にあり、腹腔と交通しています。卵管采は卵巣側、卵管膨大部が最も広く、受精は卵管膨大部で起こります。

まとめ

卵巣の固定構造

構造 固定先
卵巣提索 骨盤壁
固有卵巣索 子宮
卵巣間膜 子宮広間膜

卵管の区分(卵巣側→子宮側)

順序 部位 特徴
1 卵管采 指状突起
2 卵管膨大部 受精の場
3 卵管峡部 狭い
4 卵管子宮口 子宮に開口

確認チェックリスト

  • [ ] 卵巣の3つの固定構造を説明できる
  • [ ] 卵管の4区分を順に述べられる
  • [ ] 子宮広間膜の3部を列挙できる
  • [ ] 子宮円索の走行を説明できる

#解剖学 #生殖器系 #国試対策

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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