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つむぐ指圧治療室 相模大野

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十二指腸提筋(トライツ靱帯)

十二指腸提筋(トライツ靱帯) – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

十二指腸提筋(トライツ靱帯)は十二指腸空腸曲を固定する平滑筋索で、臨床的には上部消化管出血と下部消化管出血の境界として重要です。その位置と臨床的意義を理解しましょう。

詳しい解説

十二指腸提筋とは

十二指腸提筋はトライツ靱帯とも言われ、十二指腸空腸曲を固定する平滑筋索です。

位置関係

部位 脊椎高位 位置
噴門 T11
幽門 L1
十二指腸空腸曲 L2

臨床的重要性

上部消化管出血の境界

出血部位 分類 症状
トライツ靱帯より口側 上部消化管出血 吐血、黒色便(タール便)
トライツ靱帯より肛門側 下部消化管出血 血便、暗赤色便

上腸間膜動脈症候群

  • 十二指腸が上腸間膜動脈と腹大動脈の間で圧迫される疾患
  • 急激な体重減少などで発症
  • 食後の嘔吐、腹部膨満感

周囲の構造

トライツ靱帯周囲には重要な構造が多数存在します:

  • 肝円索、胆嚢、固有肝動脈、門脈、総胆管
  • 上腸間膜静脈、上腸間膜動脈
  • 膵臓、脾動脈
  • 左右の腎臓・副腎・腎動静脈・尿管

絶対に覚えるべきポイント

  • 十二指腸提筋 = トライツ靱帯
  • 十二指腸空腸曲を固定
  • 位置: L2左側
  • 上部・下部消化管出血の境界
  • 上腸間膜動脈症候群と関連

一問一答

Q1. 十二指腸提筋の別名は?

【答え】 A. トライツ靱帯

十二指腸空腸曲を固定する平滑筋索です。

Q2. 十二指腸空腸曲の脊椎高位は?

【答え】 A. L2左側

噴門(T11左)、幽門(L1右)とあわせて覚えましょう。

Q3. トライツ靱帯より口側の出血は何ですか?

【答え】 A. 上部消化管出血

吐血や黒色便(タール便)として現れます。

Q4. 上腸間膜動脈症候群とは?

【答え】 A. 十二指腸が上腸間膜動脈と腹大動脈の間で圧迫される疾患

体重減少などで発症します。

Q5. トライツ靱帯は何でできていますか?

【答え】 A. 平滑筋

平滑筋索として十二指腸空腸曲を固定しています。

国家試験対策問題

問題1(選択問題)

トライツ靱帯について正しいのはどれか。

a) 十二指腸上部を固定する

b) 横紋筋からなる

c) 十二指腸空腸曲を固定する

d) L1の高さにある

【解答と解説】 正解:c

トライツ靱帯(十二指腸提筋)は十二指腸空腸曲を固定する平滑筋索で、L2左側の高さにあります。

問題2(○×問題)

「トライツ靱帯より肛門側の出血は上部消化管出血である」

【解答と解説】 正解:×

トライツ靱帯より肛門側の出血は下部消化管出血です。口側の出血が上部消化管出血です。

問題3(穴埋め問題)

トライツ靱帯より(  )側の出血を上部消化管出血、(  )側の出血を下部消化管出血という。

【解答と解説】 正解:口・肛門

この境界は臨床的に重要です。

問題4(選択問題)

十二指腸空腸曲の位置はどれか。

a) T11左側

b) L1右側

c) L2左側

d) L3右側

【解答と解説】 正解:c

十二指腸空腸曲はL2左側に位置し、トライツ靱帯で固定されています。

まとめ

脊椎高位 チェックリスト

チェック 部位 高位
噴門 T11左
幽門 L1右
十二指腸空腸曲 L2左

消化管出血の分類

分類 部位 症状
上部 トライツ靱帯より口側 吐血、黒色便
下部 トライツ靱帯より肛門側 血便

覚え方のコツ

「T11→L1→L2で左→右→左」

  • 噴門: T11
  • 幽門: L1
  • 十二指腸空腸曲: L2

#解剖学 #消化器系 #国試対策

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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