歯槽骨:歯槽突起と歯槽部 – 完全攻略ガイド
はじめに
歯槽骨は歯を支える骨の部分で、上顎と下顎で名称が異なります。上顎骨では「歯槽突起」、下顎骨では「歯槽部」と呼ばれます。この違いと歯の配列について理解しましょう。
詳しい解説
歯槽骨とは
歯槽骨は上顎骨と下顎骨の一部で、歯を支える骨の部分です。歯根は歯根膜を介して歯槽骨に固定されています。
上顎骨と下顎骨での名称の違い
| 部位 | 名称 |
|---|---|
| 上顎骨 | 歯槽突起 |
| 下顎骨 | 歯槽部 |
ポイント: 上顎は骨体から「突起」として出ているため歯槽突起、下顎は骨体の一部(部分)として歯槽部と呼ばれます。
永久歯の配列
永久歯は前方から後方へ以下のように配列しています(片側):
| 歯の種類 | 本数(片側) | 特徴 |
|---|---|---|
| 切歯 | 2本 | 前歯、食物を切る |
| 犬歯 | 1本 | 糸切り歯、食物を引き裂く |
| 小臼歯 | 2本 | 食物をすり潰す |
| 大臼歯 | 3本 | 食物をすり潰す(最大) |
歯の総数
| 上顎 | 下顎 | 合計 | |
|---|---|---|---|
| 片側 | 8本 | 8本 | 16本 |
| 両側 | 16本 | 16本 | 32本 |
歯と歯槽骨の関係
歯根は歯根膜(結合組織)を介して歯槽骨に固定されています。
この固定様式を釘植(ていしょく)といいます。
構造の順序:
歯根(セメント質)→ 歯根膜 → 歯槽骨
歯槽骨の特徴
- 歯を失うと吸収される(廃用性萎縮)
- 歯周病で破壊されると歯がぐらつく
- 矯正治療では歯槽骨のリモデリングを利用
絶対に覚えるべきポイント
- 上顎骨は歯槽突起、下顎骨は歯槽部
- 永久歯は32本(上16本+下16本)
- 歯の配列: 切歯→犬歯→小臼歯→大臼歯
- 歯は歯根膜を介して歯槽骨に固定(釘植)
- 歯を失うと歯槽骨は吸収される
一問一答
Q1. 上顎骨で歯を支える部分を何といいますか?
【答え】 A. 歯槽突起
上顎骨から突出した部分として「突起」と呼ばれます。
Q2. 下顎骨で歯を支える部分を何といいますか?
【答え】 A. 歯槽部
下顎骨体の一部として「部」と呼ばれます。
Q3. 永久歯の総数は何本ですか?
【答え】 A. 32本
上顎16本+下顎16本です。
Q4. 永久歯を前から順に挙げてください。
【答え】 A. 切歯→犬歯→小臼歯→大臼歯
この順番で配列しています。
Q5. 歯と歯槽骨の固定様式を何といいますか?
【答え】 A. 釘植
歯根膜を介した結合様式です。
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
上顎骨で歯を支える部分の名称はどれか。
a) 歯槽部
b) 歯槽突起
c) 歯槽窩
d) 歯槽頂
【解答と解説】 正解:b
上顎骨では歯槽突起、下顎骨では歯槽部と呼びます。名称の違いを覚えておきましょう。
問題2(○×問題)
「下顎骨で歯を支える部分を歯槽突起という」
【解答と解説】 正解:×
下顎骨では歯槽部と呼びます。歯槽突起は上顎骨の名称です。
問題3(穴埋め問題)
永久歯は前方から( )・( )・( )・( )の順に配列している。
【解答と解説】 正解:切歯・犬歯・小臼歯・大臼歯
この配列順序は国試でよく問われます。
問題4(選択問題)
歯と歯槽骨を結ぶ組織はどれか。
a) エナメル質
b) セメント質
c) 歯根膜
d) ゾウゲ質
【解答と解説】 正解:c
歯根膜は結合組織で、歯根のセメント質と歯槽骨を結んでいます。
まとめ
歯槽骨の名称 チェックリスト
| チェック | 項目 |
|---|---|
| □ | 上顎骨 = 歯槽突起 |
| □ | 下顎骨 = 歯槽部 |
| □ | 固定様式 = 釘植 |
永久歯の配列
| 位置 | 歯の種類 | 本数(片側) |
|---|---|---|
| 前方 | 切歯 | 2本 |
| ↓ | 犬歯 | 1本 |
| ↓ | 小臼歯 | 2本 |
| 後方 | 大臼歯 | 3本 |
| 計 | 8本 |
覚え方のコツ
「上は突起、下は部」
- 上顎骨 = 歯槽突起
- 下顎骨 = 歯槽部
「切犬小大(せっけんしょうだい)」
- 切歯 → 犬歯 → 小臼歯 → 大臼歯
#解剖学 #消化器系 #国試対策







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