鼻腔の区分 – 完全攻略ガイド
はじめに
鼻腔は単純な空洞ではなく、機能的に3つの部位に区分されています。各部位を覆う上皮の種類は国家試験で頻出のテーマです。この記事では、鼻腔の区分とそれぞれの特徴を詳しく解説します。
詳しい解説
鼻腔の3つの区分
鼻腔は前方から順に以下の3つに区分されます。
1. 鼻前庭(びぜんてい)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 位置 | 外鼻孔から奥へ約2cm |
| 特徴 | 鼻毛の生えた部位 |
| 上皮 | 重層扁平上皮 |
鼻前庭は外界と直接接するため、皮膚に近い重層扁平上皮で覆われています。鼻毛は異物の侵入を防ぐフィルターの役割をしています。
2. 鼻粘膜呼吸部
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 位置 | 鼻腔の大部分 |
| 特徴 | 上鼻道・中鼻道・下鼻道がある |
| 上皮 | 多列線毛上皮 |
呼吸部は吸気の加温・加湿・浄化を行う部位で、線毛と粘液により異物を排除します。
3. 嗅上皮(鼻粘膜嗅部)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 位置 | 鼻腔の後上部 |
| 特徴 | 嗅神経が分布 |
| 上皮 | 多列線毛上皮(嗅細胞を含む) |
嗅上皮には嗅細胞が存在し、嗅覚を担っています。
上皮の種類の違いが重要!
- 鼻前庭:重層扁平上皮(外界との境界)
- 呼吸部・嗅部:多列線毛上皮(粘液と線毛による防御)
絶対に覚えるべきポイント
- 鼻腔は3つの区分:鼻前庭・鼻粘膜呼吸部・嗅上皮
- 鼻前庭は重層扁平上皮で覆われる
- 呼吸部と嗅部は多列線毛上皮で覆われる
- 嗅上皮は鼻腔の後上部に位置
- 鼻前庭には鼻毛が生えている
一問一答
Q1. 鼻腔は何つの区分に分けられるか?
【答え】 A. 3つ(鼻前庭・鼻粘膜呼吸部・嗅上皮)
それぞれ異なる機能と構造を持っています。
Q2. 鼻前庭を覆う上皮は何か?
【答え】 A. 重層扁平上皮
外界と接するため、丈夫な重層扁平上皮で覆われています。
Q3. 鼻粘膜呼吸部を覆う上皮は何か?
【答え】 A. 多列線毛上皮
線毛と粘液により異物を排除する機能があります。
Q4. 嗅覚を担う部位はどこか?
【答え】 A. 嗅上皮(鼻粘膜嗅部)
嗅細胞が存在し、嗅神経が分布しています。
Q5. 嗅上皮は鼻腔のどこに位置するか?
【答え】 A. 鼻腔の後上部
上鼻甲介付近に位置しています。
Q6. 鼻前庭の範囲はどこまでか?
【答え】 A. 外鼻孔から奥へ約2cm
鼻毛が生えている範囲が鼻前庭です。
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
鼻前庭を覆う上皮として正しいのはどれか。
a. 単層扁平上皮
b. 単層円柱上皮
c. 重層扁平上皮
d. 多列線毛上皮
【解答と解説】 正解:c
鼻前庭は外界と直接接するため、重層扁平上皮で覆われています。呼吸部は多列線毛上皮です。
問題2(○×問題)
嗅上皮は鼻腔の前下部に位置する。
【解答と解説】 正解:×
嗅上皮は鼻腔の後上部に位置します。前下部ではありません。
問題3(選択問題)
多列線毛上皮で覆われていない部位はどれか。
a. 鼻前庭
b. 鼻粘膜呼吸部
c. 嗅上皮
d. 気管
【解答と解説】 正解:a
鼻前庭は重層扁平上皮で覆われています。他の選択肢はすべて多列線毛上皮です。
問題4(穴埋め問題)
鼻腔で嗅覚を担う( )には嗅神経が分布している。
【解答と解説】 正解:嗅上皮(または鼻粘膜嗅部)
嗅上皮の嗅細胞が匂いを感知し、嗅神経を介して脳に伝えます。
まとめ
鼻腔の区分チェックリスト
- [ ] 3つの区分(鼻前庭・呼吸部・嗅部)を覚えた
- [ ] 各区分の上皮の種類を覚えた
- [ ] 嗅上皮の位置(後上部)を覚えた
- [ ] 鼻前庭の特徴(鼻毛・約2cm)を覚えた
鼻腔の区分まとめ表
| 区分 | 位置 | 上皮 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 鼻前庭 | 外鼻孔から約2cm | 重層扁平上皮 | 鼻毛あり |
| 鼻粘膜呼吸部 | 鼻腔の大部分 | 多列線毛上皮 | 加温・加湿・浄化 |
| 嗅上皮 | 鼻腔後上部 | 多列線毛上皮 | 嗅覚を担う |
#解剖学 #呼吸器系 #国試対策







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