ワルダイエル咽頭輪 – 完全攻略ガイド
はじめに
鼻腔・口腔の奥には外から侵入する異物に対応するため、扁桃組織が輪状に配列しています。これをワルダイエル咽頭輪といい、咽頭扁桃、耳管扁桃、口蓋扁桃、舌扁桃で構成されます。国家試験で超頻出のテーマです。
詳しい解説
ワルダイエル咽頭輪の構成
| 扁桃 | 位置 |
|---|---|
| 咽頭扁桃 | 咽頭後壁上部(アデノイド) |
| 耳管扁桃 | 耳管咽頭口の周囲 |
| 口蓋扁桃 | 口蓋弓の間(一般に「扁桃腺」と呼ばれる) |
| 舌扁桃 | 舌根部 |
各扁桃の特徴
| 扁桃 | 特徴 |
|---|---|
| 咽頭扁桃 | 小児で肥大(アデノイド増殖症)→鼻閉、口呼吸 |
| 口蓋扁桃 | 最も大きい。扁桃炎の好発部位 |
| 舌扁桃 | 舌根の粘膜面に存在 |
| 耳管扁桃 | 耳管開口部を取り囲む |
ワルダイエル咽頭輪の機能
| 機能 | 詳細 |
|---|---|
| 免疫防御 | 外界からの病原体の侵入を防ぐ |
| 位置的意義 | 気道と消化管の入り口に配置 |
| リンパ小節 | 多数のリンパ小節を含む |
扁桃の組織学的特徴
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 被膜 | 不完全(感染が広がりやすい) |
| 構造 | 多数のリンパ小節の集合体 |
| 上皮 | 粘膜上皮で覆われる |
臨床的意義
| 疾患 | 詳細 |
|---|---|
| 扁桃炎 | 口蓋扁桃の炎症 |
| アデノイド増殖症 | 咽頭扁桃の肥大 |
| 扁桃周囲膿瘍 | 扁桃周囲の膿瘍形成 |
絶対に覚えるべきポイント
- ワルダイエル咽頭輪は咽頭扁桃・耳管扁桃・口蓋扁桃・舌扁桃で構成
- 鼻腔・口腔の奥に輪状に配列し、外界からの免疫防御を担う
- 咽頭扁桃の肥大をアデノイド増殖症という
- 口蓋扁桃が最も大きく、扁桃炎の好発部位
一問一答
Q1. ワルダイエル咽頭輪を構成する扁桃は何ですか?
【答え】 A. 咽頭扁桃、耳管扁桃、口蓋扁桃、舌扁桃
Q2. 咽頭扁桃の別名は何ですか?
【答え】 A. アデノイド
Q3. 咽頭扁桃の肥大を何といいますか?
【答え】 A. アデノイド増殖症
Q4. ワルダイエル咽頭輪で最も大きい扁桃はどれですか?
【答え】 A. 口蓋扁桃
Q5. 舌扁桃はどこにありますか?
【答え】 A. 舌根部
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
ワルダイエル咽頭輪を構成しないのはどれか。
a. 咽頭扁桃
b. 口蓋扁桃
c. 舌扁桃
d. 虫垂
【解答と解説】 正解:d
ワルダイエル咽頭輪は咽頭扁桃、耳管扁桃、口蓋扁桃、舌扁桃で構成されます。虫垂は腸管のリンパ組織です。
問題2(選択問題)
咽頭扁桃について正しいのはどれか。
a. 舌根部にある
b. アデノイドとも呼ばれる
c. 口蓋弓の間にある
d. 耳管開口部の周囲にある
【解答と解説】 正解:b
咽頭扁桃はアデノイドとも呼ばれ、咽頭後壁上部にあります。小児で肥大するとアデノイド増殖症となります。
問題3(選択問題)
扁桃の特徴について正しいのはどれか。
a. 被膜が完全である
b. 多数のリンパ小節の集合体である
c. 消化管の終末部に位置する
d. 第一次リンパ性器官である
【解答と解説】 正解:b
扁桃は多数のリンパ小節の集合体で、被膜は不完全です。第二次リンパ性器官で、気道と消化管の入り口に位置します。
まとめ
ワルダイエル咽頭輪は咽頭扁桃(アデノイド)、耳管扁桃、口蓋扁桃、舌扁桃で構成され、鼻腔・口腔の奥に輪状に配列しています。外界からの病原体の侵入を防ぐ免疫防御を担います。咽頭扁桃の肥大をアデノイド増殖症といいます。
#解剖学 #循環器系 #国試対策







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