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胸腺の内部構造

胸腺の内部構造 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

胸腺はT細胞の分化成熟を行う第一次リンパ性器官です。皮質で正の選択、髄質で負の選択を行い、自己を認識しかつ自己抗原に反応しないT細胞を育てます。国家試験で超頻出のテーマです。

詳しい解説

胸腺の構造

部位 特徴
線維被膜 胸腺を包む結合組織
皮質 未熟なT細胞が多い
髄質 成熟したT細胞が多い
小葉間中隔 小葉に分ける

正の選択(皮質)

過程 結果
自己MHCを正しく認識 通過
自己MHCを認識できない アポトーシス

負の選択(髄質)

過程 結果
自己抗原に反応する アポトーシス
自己抗原に反応しない 通過(成熟T細胞へ)

胸腺内のT細胞の分化過程

段階 場所 内容
1 皮質 幼弱なT細胞が皮質上皮細胞と接触
2 皮質 正の選択(自己MHC認識能の獲得)
3 髄質 負の選択(自己反応性T細胞の除去)
4 髄質 成熟T細胞として末梢へ

胸腺内の細胞

細胞 機能
皮質上皮細胞 自己MHCを提示(正の選択)
樹状細胞 自己抗原を提示(負の選択)
髄質上皮細胞 自己抗原を提示(負の選択)
マクロファージ アポトーシス細胞の除去

絶対に覚えるべきポイント

  • 胸腺自己を認識し、かつ自己抗原に反応しないT細胞を育てる
  • 正の選択:自己MHC認識能を獲得(皮質)
  • 負の選択:自己反応性T細胞を除去(髄質)
  • これにより自己免疫疾患を防ぐ

一問一答

Q1. 胸腺の皮質で行われる選択は何ですか?

【答え】 A. 正の選択(自己MHC認識能の獲得)

Q2. 胸腺の髄質で行われる選択は何ですか?

【答え】 A. 負の選択(自己反応性T細胞の除去)

Q3. 正の選択で除去されるのはどのようなT細胞ですか?

【答え】 A. 自己MHCを認識できないT細胞

Q4. 負の選択で除去されるのはどのようなT細胞ですか?

【答え】 A. 自己抗原に反応するT細胞

Q5. 胸腺での選択は何を防ぐためにありますか?

【答え】 A. 自己免疫疾患

国家試験対策問題

問題1(選択問題)

胸腺の正の選択について正しいのはどれか。

a. 髄質で行われる

b. 自己抗原に反応するT細胞を除去する

c. 皮質で行われる

d. 自己反応性T細胞を産生する

【解答と解説】 正解:c

正の選択は皮質で行われ、自己MHCを認識できないT細胞を除去します。

問題2(選択問題)

胸腺の負の選択について正しいのはどれか。

a. 皮質で行われる

b. 自己MHCを認識できないT細胞を除去する

c. 自己抗原に反応するT細胞を除去する

d. B細胞に対して行われる

【解答と解説】 正解:c

負の選択は髄質で行われ、自己抗原に反応するT細胞を除去します。これにより自己免疫疾患を防ぎます。

問題3(選択問題)

胸腺でのT細胞の分化過程について正しいのはどれか。

a. 髄質で正の選択が行われる

b. 皮質で負の選択が行われる

c. 皮質で正の選択、髄質で負の選択が行われる

d. 選択は行われない

【解答と解説】 正解:c

胸腺では皮質で正の選択(自己MHC認識能の獲得)、髄質で負の選択(自己反応性T細胞の除去)が行われます。

まとめ

胸腺はT細胞の分化成熟を行う第一次リンパ性器官です。皮質で正の選択(自己MHC認識能の獲得)、髄質で負の選択(自己反応性T細胞の除去)を行い、自己を認識しかつ自己抗原に反応しないT細胞を育てます。これにより自己免疫疾患を防ぎます。

#解剖学 #循環器系 #国試対策

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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