肝円索と静脈管索 – 完全攻略ガイド
はじめに
肝円索と静脈管索は胎児循環の遺残組織です。肝円索は臍静脈の遺残で肝鎌状間膜の下縁にあり、静脈管索は静脈管(アランチウス管)の遺残です。国家試験で超頻出のテーマです。
詳しい解説
肝円索
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 胎児期 | 臍静脈 |
| 出生後 | 肝円索 |
| 位置 | 肝鎌状間膜の下縁 |
| 走行 | 臍→肝臓の左葉 |
静脈管索
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 胎児期 | 静脈管(アランチウス管) |
| 出生後 | 静脈管索 |
| 位置 | 肝臓内(門脈と下大静脈を連絡していた) |
胎児循環における役割
| 構造 | 胎児期の役割 |
|---|---|
| 臍静脈 | 胎盤からの酸素に富む血液を運ぶ |
| 静脈管 | 臍静脈血を直接下大静脈に送る(肝臓をバイパス) |
胎児循環の遺残構造まとめ
| 胎児期 | 出生後 |
|---|---|
| 臍静脈 | 肝円索 |
| 静脈管 | 静脈管索 |
| 臍動脈 | 臍動脈索(内側臍ヒダ) |
| 動脈管 | 動脈管索 |
| 卵円孔 | 卵円窩 |
肝臓の区分との関係
| 葉 | 位置 |
|---|---|
| 右葉 | 肝鎌状間膜の右側 |
| 左葉 | 肝鎌状間膜の左側 |
| 方形葉 | 胆嚢と肝円索の間 |
| 尾状葉 | 下大静脈と静脈管索の間 |
絶対に覚えるべきポイント
- 肝円索は臍静脈の遺残で、肝鎌状間膜の下縁にある
- 静脈管索は静脈管(アランチウス管)の遺残
- 胎児期、静脈管は肝臓をバイパスして血液を下大静脈に送っていた
- 尾状葉は下大静脈と静脈管索の間にある
一問一答
Q1. 肝円索は胎児期の何の遺残ですか?
【答え】 A. 臍静脈
Q2. 肝円索はどこにありますか?
【答え】 A. 肝鎌状間膜の下縁
Q3. 静脈管索は胎児期の何の遺残ですか?
【答え】 A. 静脈管(アランチウス管)
Q4. 胎児期、静脈管はどのような役割がありましたか?
【答え】 A. 臍静脈血を肝臓をバイパスして直接下大静脈に送る
Q5. 尾状葉はどことどこの間にありますか?
【答え】 A. 下大静脈と静脈管索の間
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
肝円索について正しいのはどれか。
a. 臍動脈の遺残である
b. 静脈管の遺残である
c. 臍静脈の遺残である
d. 動脈管の遺残である
【解答と解説】 正解:c
肝円索は臍静脈の遺残で、肝鎌状間膜の下縁にあります。
問題2(選択問題)
肝円索の位置について正しいのはどれか。
a. 肝鎌状間膜の上縁
b. 肝鎌状間膜の下縁
c. 小網の遊離縁
d. 大網の中
【解答と解説】 正解:b
肝円索は肝鎌状間膜の下縁(遊離縁)にあります。
問題3(選択問題)
胎児循環における静脈管の役割について正しいのはどれか。
a. 右心房と左心房をつなぐ
b. 肺動脈と大動脈をつなぐ
c. 臍静脈血を肝臓をバイパスして下大静脈に送る
d. 胎児から胎盤へ血液を送る
【解答と解説】 正解:c
静脈管は臍静脈からの酸素に富む血液を、肝臓をバイパスして直接下大静脈に送っていました。
問題4(選択問題)
肝臓の尾状葉の位置について正しいのはどれか。
a. 胆嚢と肝円索の間
b. 下大静脈と静脈管索の間
c. 肝鎌状間膜の右側
d. 肝鎌状間膜の左側
【解答と解説】 正解:b
尾状葉は下大静脈と静脈管索の間にあります。胆嚢と肝円索の間にあるのは方形葉です。
まとめ
肝円索は臍静脈の遺残で肝鎌状間膜の下縁にあります。静脈管索は静脈管(アランチウス管)の遺残で、胎児期には臍静脈血を肝臓をバイパスして直接下大静脈に送っていました。尾状葉は下大静脈と静脈管索の間にあります。
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