不整脈の心電図 – 完全攻略ガイド
はじめに
不整脈は心臓のリズムが乱れる状態で、心電図により診断されます。房室ブロック、心房細動、心室細動など様々な種類があります。特に心室細動は致命的で、除細動が唯一の救命方法です。心房細動は血栓形成のリスクがあります。
詳しい解説
2度房室ブロック
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 心電図 | P波は正常で、後ろにQRS波が続くものと続かないものが混在 |
| 病態 | 房室伝導の一部が障害されている |
3度房室ブロック(完全房室ブロック)
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 心電図 | P波とQRS波は無関係に発生 |
| 病態 | 心房と心室の間に電気的な連絡がない |
| 症状 | 徐脈により失神などが生じる |
心房細動
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 心電図 | 心房の拍数が全く不規則、かつ高頻度(毎分400以上) |
| 病態 | 心房が細かく震える |
| 合併症 | 血栓や塞栓を合併しやすくなる |
心室細動
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 心電図 | 不規則な波形 |
| 病態 | 心室筋が無秩序に興奮する状態 |
| 危険度 | 血液駆出は停止するので致命的な状態 |
| 治療 | 除細動が唯一の救命方法 |
絶対に覚えるべきポイント
- 3度房室ブロック=P波とQRS波が無関係
- 心房細動は血栓・塞栓を合併しやすい
- 心室細動は致命的
- 心室細動の治療は除細動のみ
- 心房細動は毎分400回以上の高頻度
一問一答
Q1. 3度房室ブロックの心電図の特徴は?
【答え】 A. P波とQRS波が無関係に発生する
心房と心室の間に電気的な連絡がありません。
Q2. 心房細動の合併症は何か?
【答え】 A. 血栓や塞栓
心房内の血流が淀むことで血栓が形成されやすくなります。
Q3. 心室細動の治療法は何か?
【答え】 A. 除細動
唯一の救命方法です。
Q4. 心室細動はなぜ致命的か?
【答え】 A. 血液駆出が停止するため
心室筋が無秩序に興奮し、ポンプ機能が失われます。
Q5. 2度房室ブロックの心電図の特徴は?
【答え】 A. QRS波が続くものと続かないものが混在する
房室伝導の一部が障害されています。
Q6. 心房細動における心房の拍数は毎分何回以上か?
【答え】 A. 毎分400回以上
全く不規則かつ高頻度です。
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
心室細動について正しいのはどれか。
a. 徐脈になる
b. 血栓が形成されやすい
c. 除細動が唯一の救命方法
d. P波が消失する
【解答と解説】 正解:c
心室細動は心室筋が無秩序に興奮し、血液駆出が停止する致命的な状態です。除細動が唯一の救命方法です。
問題2(選択問題)
心房細動の合併症として重要なのはどれか。
a. 失神
b. 血栓形成
c. 徐脈
d. 心肥大
【解答と解説】 正解:b
心房細動では心房内の血流が淀み、血栓が形成されやすくなります。血栓が脳に飛ぶと脳梗塞を引き起こします。
問題3(○×問題)
「3度房室ブロックではP波とQRS波が規則的に対応している」
【解答と解説】 正解:×
3度房室ブロック(完全房室ブロック)ではP波とQRS波は無関係に発生します。心房と心室の間に電気的な連絡がありません。
問題4(穴埋め問題)
心室細動は( )が無秩序に興奮する状態で、治療は( )が唯一の救命方法である。
【解答と解説】 正解:心室筋、除細動
血液駆出が停止するため、迅速な除細動が必要です。
問題5(選択問題)
2度房室ブロックの心電図の特徴はどれか。
a. P波とQRS波が無関係に発生
b. QRS波が続くものと続かないものが混在
c. 心房拍数が毎分400回以上
d. 不規則な波形
【解答と解説】 正解:b
2度房室ブロックでは房室伝導の一部が障害され、P波の後にQRS波が続くものと続かないものが混在します。
まとめ
不整脈の分類
| 不整脈 | 心電図の特徴 | 合併症・危険度 |
|---|---|---|
| 2度房室ブロック | QRS波が続くものと続かないものが混在 | – |
| 3度房室ブロック | P波とQRS波が無関係 | 徐脈、失神 |
| 心房細動 | 不規則・高頻度 | 血栓・塞栓 |
| 心室細動 | 不規則な波形 | 致命的 |
治療
| 不整脈 | 治療 |
|---|---|
| 心房細動 | 抗凝固療法 |
| 心室細動 | 除細動 |
チェックリスト
- [ ] 各不整脈の心電図の特徴を覚えた
- [ ] 心房細動と血栓の関係を覚えた
- [ ] 心室細動の危険性を覚えた
- [ ] 除細動の適応を覚えた
- [ ] 房室ブロックの種類を覚えた
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