刺激伝導系 – 完全攻略ガイド
はじめに
刺激伝導系は特殊心筋で構成され、心臓の拍動リズムを決定します。洞房結節から始まり、房室結節、ヒス束、左脚・右脚、プルキンエ線維へと興奮が伝導します。洞房結節のリズムが最も速いため、ペースメーカーとして機能します。
詳しい解説
刺激伝導系の構成
| 順序 | 名称 | 位置 |
|---|---|---|
| ① | 洞房結節(SA) | 右心房(上大静脈開口部) |
| ② | 房室結節(AV) | 右心房(下壁) |
| ③ | 房室束(ヒス束) | 線維三角を貫通。心房と心室を連絡する |
| ④ | 左脚・右脚 | 心室中隔を下降 |
| ⑤ | プルキンエ線維 | 心内膜下を細かく分岐しながら広がる |
特殊心筋の自動能
| 部位 | 自動能 | 固有リズム |
|---|---|---|
| 洞房結節 | あり | 最も速い(約100回/分) |
| 房室結節 | あり | 約50回/分 |
| ヒス束 | あり | 約40回/分 |
| プルキンエ線維 | あり | 約30回/分 |
ペースメーカー
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 正常ペースメーカー | 洞房結節 |
| 理由 | リズムが一番速いため |
重要ポイント
- 刺激伝導系で心房と心室を連絡するのはヒス束のみ
- ヒス束は線維三角を貫通する
絶対に覚えるべきポイント
- 刺激伝導系は特殊心筋で構成
- 洞房結節が正常ペースメーカー(リズム最速)
- ヒス束のみが心房と心室を連絡
- 洞房結節と房室結節は右心房にある
- プルキンエ線維は心内膜下を広がる
一問一答
Q1. 正常ペースメーカーはどこか?
【答え】 A. 洞房結節
リズムが最も速い(約100回/分)ためです。
Q2. 洞房結節はどこにあるか?
【答え】 A. 右心房(上大静脈開口部)
右心房の上部に位置しています。
Q3. 心房と心室を連絡する唯一の伝導路は何か?
【答え】 A. ヒス束(房室束)
線維三角を貫通しています。
Q4. ヒス束は何を貫通するか?
【答え】 A. 線維三角
心房と心室は線維輪で電気的に隔てられています。
Q5. プルキンエ線維はどこを広がるか?
【答え】 A. 心内膜下
細かく分岐しながら心室全体に広がります。
Q6. 房室結節はどこにあるか?
【答え】 A. 右心房の下壁
洞房結節と同じく右心房に位置しています。
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
正常ペースメーカーとして機能するのはどれか。
a. 房室結節
b. 洞房結節
c. ヒス束
d. プルキンエ線維
【解答と解説】 正解:b
洞房結節はリズムが最も速い(約100回/分)ため、正常ペースメーカーとして機能します。
問題2(選択問題)
心房と心室を電気的に連絡する構造はどれか。
a. 洞房結節
b. 房室結節
c. ヒス束
d. 線維輪
【解答と解説】 正解:c
ヒス束(房室束)は線維三角を貫通し、心房と心室を連絡する唯一の伝導路です。
問題3(○×問題)
「洞房結節は左心房に位置する」
【解答と解説】 正解:×
洞房結節は右心房の上大静脈開口部に位置しています。
問題4(穴埋め問題)
刺激伝導系は( )で構成され、正常ペースメーカーは( )である。
【解答と解説】 正解:特殊心筋、洞房結節
洞房結節はリズムが最も速いため、ペースメーカーとして機能します。
問題5(選択問題)
プルキンエ線維について正しいのはどれか。
a. 心房にのみ分布する
b. 線維三角を貫通する
c. 心内膜下を広がる
d. リズムが最も速い
【解答と解説】 正解:c
プルキンエ線維は心内膜下を細かく分岐しながら広がり、心室全体に興奮を伝えます。
まとめ
刺激伝導系の構成
| 順序 | 名称 | 位置 |
|---|---|---|
| 1 | 洞房結節 | 右心房(上大静脈開口部) |
| 2 | 房室結節 | 右心房(下壁) |
| 3 | ヒス束 | 線維三角 |
| 4 | 左脚・右脚 | 心室中隔 |
| 5 | プルキンエ線維 | 心内膜下 |
各部位の固有リズム
| 部位 | リズム |
|---|---|
| 洞房結節 | 約100回/分 |
| 房室結節 | 約50回/分 |
| ヒス束 | 約40回/分 |
| プルキンエ線維 | 約30回/分 |
チェックリスト
- [ ] 刺激伝導系の順序を覚えた
- [ ] 洞房結節がペースメーカーを覚えた
- [ ] ヒス束が唯一の連絡路を覚えた
- [ ] 各部位の位置を覚えた
- [ ] 各部位の固有リズムを覚えた
#解剖学 #循環器系 #国試対策







コメント