固有心筋と特殊心筋 – 完全攻略ガイド
はじめに
心筋には固有心筋と特殊心筋の2種類があります。固有心筋は収縮を担う本来の心筋で、特殊心筋は刺激伝導系を構成し、興奮の発生と伝導を担います。特殊心筋は静止膜電位を持たないという特徴があり、これが自動能の理由です。
詳しい解説
心筋の分類
| 種類 | 特徴 | 機能 |
|---|---|---|
| 固有心筋 | いわゆる普通の心筋。心筋層全体を構成する | 収縮に適する |
| 特殊心筋 | 場所が決まっている。拍動のリズムを決める | 興奮の発生と伝導に適する→刺激伝導系を構成 |
固有心筋の特徴
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 分布 | 心筋層全体 |
| 機能 | 収縮 |
| 静止膜電位 | あり(約-90mV) |
特殊心筋の特徴
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 分布 | 刺激伝導系(洞房結節、房室結節、ヒス束、プルキンエ線維など) |
| 機能 | 興奮の発生と伝導 |
| 静止膜電位 | 持たない(自動能の理由) |
| 自動能 | あり(ペースメーカー電位) |
「固有」の意味
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 固有心筋 | 本来の心筋 |
| 固有口腔 | 本来の口腔(歯の奥側) |
| 固有背筋 | 本来の背筋 |
| 固有肝動脈 | 本来の肝動脈 |
絶対に覚えるべきポイント
- 固有心筋は収縮を担う本来の心筋
- 特殊心筋は刺激伝導系を構成
- 特殊心筋は静止膜電位を持たない
- 静止膜電位を持たないことが自動能の理由
- 刺激伝導系は特殊心筋で構成
一問一答
Q1. 固有心筋の機能は何か?
【答え】 A. 収縮
本来の心筋で、心筋層全体を構成します。
Q2. 特殊心筋が構成するものは何か?
【答え】 A. 刺激伝導系
興奮の発生と伝導を担います。
Q3. 特殊心筋の膜電位の特徴は何か?
【答え】 A. 静止膜電位を持たない
これが自動能の理由です。
Q4. 自動能とは何か?
【答え】 A. 自発的に興奮を繰り返す能力
特殊心筋に見られる特徴です。
Q5. 固有心筋の静止膜電位はいくらか?
【答え】 A. 約-90mV
安定した静止膜電位を持っています。
Q6. 「固有」という言葉の意味は何か?
【答え】 A. 本来の
固有心筋は「本来の心筋」という意味です。
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
刺激伝導系を構成する心筋はどれか。
a. 固有心筋
b. 特殊心筋
c. 平滑筋
d. 骨格筋
【解答と解説】 正解:b
刺激伝導系は特殊心筋で構成されています。固有心筋は収縮を担います。
問題2(選択問題)
特殊心筋の特徴として正しいのはどれか。
a. 心筋層全体を構成する
b. 収縮に適している
c. 静止膜電位を持たない
d. 約-90mVの静止膜電位を持つ
【解答と解説】 正解:c
特殊心筋は静止膜電位を持たないという特徴があり、これが自動能の理由です。
問題3(○×問題)
「固有心筋は刺激伝導系を構成する」
【解答と解説】 正解:×
刺激伝導系を構成するのは特殊心筋です。固有心筋は心筋層全体を構成し、収縮を担います。
問題4(穴埋め問題)
特殊心筋は( )を持たないため、( )を有する。
【解答と解説】 正解:静止膜電位、自動能
自発的に興奮を繰り返す能力があります。
問題5(選択問題)
固有心筋について正しいのはどれか。
a. 刺激伝導系を構成する
b. 自動能を持つ
c. 静止膜電位を持つ
d. ペースメーカーとして機能する
【解答と解説】 正解:c
固有心筋は約-90mVの静止膜電位を持ち、収縮を担う本来の心筋です。
まとめ
固有心筋と特殊心筋の比較
| 項目 | 固有心筋 | 特殊心筋 |
|---|---|---|
| 分布 | 心筋層全体 | 刺激伝導系 |
| 機能 | 収縮 | 興奮の発生・伝導 |
| 静止膜電位 | あり(-90mV) | なし |
| 自動能 | なし | あり |
特殊心筋の分布
| 部位 |
|---|
| 洞房結節 |
| 房室結節 |
| ヒス束 |
| プルキンエ線維 |
チェックリスト
- [ ] 固有心筋と特殊心筋の違いを覚えた
- [ ] 特殊心筋は刺激伝導系を覚えた
- [ ] 静止膜電位の有無を覚えた
- [ ] 自動能の理由を理解した
- [ ] 「固有」の意味を覚えた
#解剖学 #循環器系 #国試対策







コメント