乳腺に作用するホルモン – 完全攻略ガイド
はじめに
乳腺にはプロラクチン、オキシトシン、エストロゲン、プロゲステロンなど複数のホルモンが作用します。特にプロラクチンは乳汁産生、オキシトシンは射乳反射に関与します。今回は乳腺に作用するホルモンについて詳しく解説します。
詳しい解説
乳腺に作用するホルモン
| 分泌部位 | ホルモン | 標的器官 | 作用 |
|---|---|---|---|
| 下垂体前葉 | プロラクチン | 乳腺 | 乳房・乳腺の発育、乳汁産生・分泌 |
| 下垂体後葉 | オキシトシン | 子宮 | 収縮 |
| 乳腺 | 射乳の誘発 | ||
| 卵巣 | エストロゲン | 多くの器官 | 女性第二次性徴の発現 |
| 卵巣 | プロゲステロン | 乳腺 | 発達の促進 |
妊娠・分娩・授乳とホルモン
| 時期 | ホルモン | 作用・変化 |
|---|---|---|
| 思春期 | エストロゲン、プロゲステロン | 乳房の発達に関与 |
| 妊娠中 | プロラクチン高値 | エストロゲン・プロゲステロンも高値で乳汁分泌は抑制 |
| 分娩時 | オキシトシン | 子宮を収縮させる |
| 分娩後 | プロラクチン | エストロゲン・プロゲステロン低下で乳汁分泌開始 |
| 授乳時 | オキシトシン | 吸啜刺激で分泌され射乳反射がおこる |
オキシトシンの作用
| 標的器官 | 作用 |
|---|---|
| 子宮 | 子宮収縮(分娩時) |
| 乳腺 | 射乳反射(授乳時) |
プロラクチンの作用
| 作用 |
|---|
| 乳房・乳腺の発育 |
| 乳汁産生・分泌の促進 |
絶対に覚えるべきポイント
- プロラクチン:下垂体前葉、乳汁産生促進
- オキシトシン:下垂体後葉、射乳反射、子宮収縮
- 妊娠中は高エストロゲン・プロゲステロンで乳汁分泌抑制
- 分娩後にエストロゲン・プロゲステロン低下で乳汁分泌開始
- 乳児の吸啜刺激でオキシトシン分泌→射乳反射
一問一答
Q1. 乳汁産生を促進するホルモンは何ですか?
【答え】 A. プロラクチン
下垂体前葉から分泌されます。
Q2. 射乳反射を引き起こすホルモンは何ですか?
【答え】 A. オキシトシン
下垂体後葉から分泌されます。
Q3. オキシトシンの子宮への作用は何ですか?
【答え】 A. 子宮収縮
分娩時に子宮を収縮させます。
Q4. 妊娠中に乳汁分泌が抑制される理由は何ですか?
【答え】 A. エストロゲン・プロゲステロンが高値だから
分娩後にこれらが低下すると乳汁分泌が始まります。
Q5. 授乳時の射乳反射はどのようにして起こりますか?
【答え】 A. 乳児の吸啜刺激でオキシトシンが分泌される
神経反射によりオキシトシンが分泌されます。
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
乳汁産生を促進するホルモンはどれか。
a. オキシトシン
b. プロラクチン
c. エストロゲン
d. プロゲステロン
【解答と解説】 正解:b
プロラクチンは下垂体前葉から分泌され、乳汁産生を促進します。
問題2(選択問題)
下垂体後葉から分泌されるホルモンはどれか。
a. プロラクチン
b. エストロゲン
c. オキシトシン
d. プロゲステロン
【解答と解説】 正解:c
オキシトシンは下垂体後葉から分泌され、射乳反射と子宮収縮に関与します。プロラクチンは下垂体前葉から分泌されます。
問題3(選択問題)
オキシトシンの作用として正しいのはどれか。2つ選べ。
a. 乳汁産生促進
b. 射乳反射誘発
c. 子宮収縮
d. 乳房の発育
【解答と解説】 正解:b、c
オキシトシンは射乳反射を誘発し、子宮を収縮させます。乳汁産生はプロラクチン、乳房の発育はエストロゲン・プロゲステロンが関与します。
まとめ
乳腺に作用するホルモン
| ホルモン | 分泌部位 | 主な作用 |
|---|---|---|
| プロラクチン | 下垂体前葉 | 乳汁産生 |
| オキシトシン | 下垂体後葉 | 射乳反射、子宮収縮 |
| エストロゲン | 卵巣 | 乳房の発達 |
| プロゲステロン | 卵巣 | 乳腺の発達 |
授乳のしくみ
| 過程 | ホルモン |
|---|---|
| 乳汁産生 | プロラクチン |
| 射乳 | オキシトシン |
覚え方のコツ
「プロラクチン=産生、オキシトシン=射乳+収縮」が基本です。
- 前葉=プロラクチン
- 後葉=オキシトシン
#生理学 #内分泌 #国試対策







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