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3種類の運動単位の収縮特性

3種類の運動単位の収縮特性 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

1個の運動ニューロンが支配する筋肉のグループを運動単位といいます。性質の違いからS型、FR型、FF型の3種類に分類されます。今回は運動単位の収縮特性について詳しく解説します。

詳しい解説

3種類の運動単位

名称 収縮速度 疲労性 筋線維
FF型 Fast fatigable 速い 疲れやすい 白筋(速筋)
S型 Slow 遅い 疲れにくい 赤筋(遅筋)
FR型 Fast fatigue-resistant 速い 疲れにくい ピンク筋

FF型(速く収縮、疲れやすい)

項目 特徴
筋線維 白筋(速筋)線維
細胞体・軸索 比較的大きい・太い
エネルギー代謝 解糖系でATP利用
特性 素早い収縮、大きな張力、疲労しやすい
適した運動 瞬発力が必要な運動

S型(ゆっくり収縮、疲れにくい)

項目 特徴
筋線維 赤筋(遅筋)線維
細胞体・軸索 比較的小さい・細い
エネルギー代謝 酸化系でATP利用
特性 ゆっくりした収縮、持続的な動きが可能
適した運動 持久力が必要な運動
特徴物質 ミオグロビンが豊富(赤い色の原因)

FR型(速く収縮、疲れにくい)

  • FF型とS型の中間的な性質
  • ピンク筋とも呼ばれる

サイズの原理

  • 運動強度が上がるとS型→FR型→FF型の順に動員される
  • 小さい運動単位から大きい運動単位へ順に動員

絶対に覚えるべきポイント

  • 遅筋(赤筋)=S型=持久力=ミオグロビン豊富
  • 速筋(白筋)=FF型=瞬発力=解糖系優位
  • サイズの原理:S型→FR型→FF型の順に動員
  • S型は酸化系、FF型は解糖系でATPを利用
  • FR型は中間的な性質(ピンク筋)

一問一答

Q1. 瞬発力に優れる運動単位はどの型ですか?

【答え】 A. FF型(Fast fatigable)

白筋(速筋)を支配し、解糖系でATPを利用します。

Q2. 持久力に優れる運動単位はどの型ですか?

【答え】 A. S型(Slow)

赤筋(遅筋)を支配し、酸化系でATPを利用します。

Q3. 赤筋に豊富に含まれるタンパク質は何ですか?

【答え】 A. ミオグロビン

酸素を貯蔵し、赤い色の原因となります。

Q4. サイズの原理とは何ですか?

【答え】 A. S型→FR型→FF型の順に動員される原理

小さい運動単位から順に動員されます。

Q5. FF型とS型の中間的性質を持つのは何型ですか?

【答え】 A. FR型(Fast fatigue-resistant)

ピンク筋とも呼ばれます。

国家試験対策問題

問題1(選択問題)

持久力に優れる運動単位はどれか。

a. FF型

b. FR型

c. S型

d. すべて同じ

【解答と解説】 正解:c

S型(Slow)は遅筋(赤筋)を支配し、酸化系でATPを利用するため持久力に優れます。

問題2(選択問題)

速筋(白筋)を支配する運動単位はどれか。

a. S型

b. FF型

c. FR型

d. M型

【解答と解説】 正解:b

FF型(Fast fatigable)は白筋(速筋)を支配し、瞬発力に優れますが疲労しやすいです。

問題3(選択問題)

遅筋に豊富に含まれ、赤色の原因となるタンパク質はどれか。

a. アクチン

b. ミオシン

c. ミオグロビン

d. ヘモグロビン

【解答と解説】 正解:c

ミオグロビンは遅筋(赤筋)に豊富に含まれ、酸素を貯蔵します。赤い色の原因となります。

問題4(選択問題)

サイズの原理について正しいのはどれか。

a. FF型が最初に動員される

b. S型が最初に動員される

c. すべて同時に動員される

d. ランダムに動員される

【解答と解説】 正解:b

サイズの原理により、運動強度が上がるとS型→FR型→FF型の順に動員されます。

まとめ

3種類の運動単位

筋線維 収縮 疲労 代謝
FF型 白筋 速い しやすい 解糖系
S型 赤筋 遅い しにくい 酸化系
FR型 ピンク筋 速い しにくい 中間

赤筋と白筋

項目 赤筋(遅筋) 白筋(速筋)
運動単位 S型 FF型
特性 持久力 瞬発力
ミオグロビン 豊富 少ない

覚え方のコツ

「赤筋=S型=遅い=持久、白筋=FF型=速い=瞬発」と覚えましょう。

  • サイズの原理:小さい順(S→FR→FF)に動員
  • ミオグロビン=赤筋が赤い理由

#解剖学 #生理学 #国試対策

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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