骨格筋・心筋・平滑筋まとめ – 完全攻略ガイド
はじめに
3種類の筋組織(骨格筋・心筋・平滑筋)にはそれぞれ異なる特徴があります。表で比較して整理することで、国家試験に頻出するポイントを押さえましょう。今回は3種類の筋組織の特徴を詳しく解説します。
詳しい解説
3種類の筋組織の比較
| 項目 | 骨格筋 | 心筋 | 平滑筋 |
|---|---|---|---|
| 筋線維の種類 | 横紋筋 | 横紋筋 | 平滑筋 |
| 筋線維の形 | 円柱形 | 円柱形 | 紡錘形 |
| 神経支配 | 運動神経(随意的) | 自律神経(不随意的) | 自律神経(不随意的) |
| 自動性 | なし | 刺激伝導系にあり | 一部にあり |
| 強縮 | 強縮が多い | 単収縮のみ | ほとんどが強縮 |
活動電位と収縮の特徴
| 項目 | 骨格筋 | 心筋 | 平滑筋 |
|---|---|---|---|
| 活動電位の期間 | 1〜2ミリ秒 | 200〜300ミリ秒 | 50〜100ミリ秒 |
| 単収縮の持続 | 0.03〜0.1秒 | 0.5秒 | 数秒 |
| 細胞間伝導 | 絶縁伝導 | 全体に広がる | ある方向に広がる |
心筋が強縮しない理由
- 心筋の活動電位が200〜300ミリ秒と長い
- 不応期が長く、次の刺激を受けられない
- 単収縮のみで規則的な拍動を維持
絶対に覚えるべきポイント
- 心筋は横紋筋だが不随意筋
- 心筋は単収縮のみ(強縮しない)
- 骨格筋と平滑筋は強縮する
- 平滑筋は紡錘形、骨格筋・心筋は円柱形
- 心筋の活動電位は最も長い(200〜300ミリ秒)
一問一答
Q1. 心筋は強縮しますか?
【答え】 A. しない(単収縮のみ)
活動電位が長く不応期が長いためです。
Q2. 平滑筋の筋線維の形は何ですか?
【答え】 A. 紡錘形
骨格筋と心筋は円柱形です。
Q3. 心筋の活動電位の期間はどれくらいですか?
【答え】 A. 200〜300ミリ秒
骨格筋の1〜2ミリ秒と比べて非常に長いです。
Q4. 自動性を持つ筋はどれですか?
【答え】 A. 心筋(刺激伝導系)と平滑筋(一部)
骨格筋には自動性がありません。
Q5. 骨格筋を支配する神経は何ですか?
【答え】 A. 運動神経(体性神経)
随意的に制御できます。
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
心筋について正しいのはどれか。
a. 強縮する
b. 単収縮のみである
c. 活動電位は1〜2ミリ秒である
d. 紡錘形である
【解答と解説】 正解:b
心筋は単収縮のみで強縮しません。活動電位が200〜300ミリ秒と長いためです。
問題2(選択問題)
筋線維が紡錘形であるのはどれか。
a. 骨格筋
b. 心筋
c. 平滑筋
d. 横紋筋
【解答と解説】 正解:c
平滑筋は紡錘形、骨格筋と心筋は円柱形です。
問題3(選択問題)
強縮しない筋はどれか。
a. 骨格筋
b. 心筋
c. 平滑筋
d. 随意筋
【解答と解説】 正解:b
心筋は単収縮のみで強縮しません。骨格筋と平滑筋は強縮します。
問題4(選択問題)
活動電位の持続時間が最も長いのはどれか。
a. 骨格筋
b. 心筋
c. 平滑筋
d. すべて同じ
【解答と解説】 正解:b
心筋の活動電位は200〜300ミリ秒で、骨格筋(1〜2ミリ秒)や平滑筋(50〜100ミリ秒)より長いです。
まとめ
3種類の筋組織の比較表
| 項目 | 骨格筋 | 心筋 | 平滑筋 |
|---|---|---|---|
| 横紋 | あり | あり | なし |
| 形 | 円柱形 | 円柱形 | 紡錘形 |
| 神経 | 運動神経 | 自律神経 | 自律神経 |
| 強縮 | あり | なし | あり |
| 活動電位 | 1〜2ms | 200〜300ms | 50〜100ms |
超重要ポイント
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 心筋の特徴 | 横紋筋だが不随意筋 |
| 心筋の収縮 | 単収縮のみ(強縮しない) |
| 平滑筋の形 | 紡錘形 |
覚え方のコツ
「心筋は単収縮のみ」が最重要ポイントです。
- 心筋の活動電位が長い → 不応期が長い → 強縮しない
- 紡錘形=平滑筋、円柱形=骨格筋・心筋
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