MENU
つむぐ指圧治療室 相模大野

[dfads params=’groups=1096&limit=1&orderby=random’]

公式SNS


Twitter 【解剖学】合格応援マン

1日10回の頻度で解剖学の問題やポイントをつぶやきます。隙間時間の学習にお役立ていただければ幸いです。


Instagram 【解剖学】合格応援マン

Instagramでは主に医療系勉強アカをフォロー・応援させていただいています。また画像を用いた新作の資料を公開します。


Facebook 【解剖学国家試験対策】Anatomy Tokyo

Facebookでは、より細かなフォローアップや、資料の配付をしていきます。いいね!していただけると最新記事を購読できます。

滑面小胞体

滑面小胞体 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

滑面小胞体は、リボソームを持たない小胞体で、その機能は存在する場所によって大きく異なります。この「場所により働きが異なる」という特徴は国家試験で頻出のポイントです。今回は滑面小胞体の場所別の機能について詳しく解説します。

詳しい解説

滑面小胞体とは

滑面小胞体は、リボソームが付着していない小胞体です。表面が滑らかに見えることからこの名前がつきました。粗面小胞体がタンパク質合成を担当するのに対し、滑面小胞体は脂質代謝や特殊な機能を担当します。

場所により異なる機能(超重要!)

滑面小胞体の最大の特徴は、存在する臓器・細胞によって機能が異なることです。

場所 機能 詳細
肝臓 グリコーゲン合成 血糖調節、グリコーゲンの貯蔵
肝臓 解毒作用 薬物や毒物の代謝(シトクロムP450)
副腎皮質 ステロイドホルモン合成 コルチゾール、アルドステロン
卵巣 ステロイドホルモン合成 エストロゲン、プロゲステロン
精巣 ステロイドホルモン合成 テストステロン
筋細胞 Ca²⁺の貯蔵と放出 筋収縮の調節

肝臓における滑面小胞体

肝臓の滑面小胞体は主に2つの機能を持ちます。

1. グリコーゲン合成

  • 血糖値が高いときにグルコースをグリコーゲンとして貯蔵
  • 血糖調節に重要な役割

2. 解毒作用

  • 薬物や毒物を代謝して無毒化
  • シトクロムP450という酵素が関与
  • アルコールや薬物の代謝

内分泌器官における滑面小胞体

副腎皮質、卵巣、精巣の滑面小胞体ではステロイドホルモンが合成されます。

ステロイドホルモンはコレステロールを原料として作られます。

  • 副腎皮質:コルチゾール、アルドステロン
  • 卵巣:エストロゲン、プロゲステロン
  • 精巣:テストステロン

筋細胞における滑面小胞体(筋小胞体)

筋細胞の滑面小胞体は筋小胞体(SR: Sarcoplasmic Reticulum)と呼ばれます。

機能

  • カルシウムイオン(Ca²⁺)の貯蔵
  • 神経からの刺激を受けるとCa²⁺を放出
  • Ca²⁺が筋収縮を引き起こす

筋の三連構造(トライアッド)

筋小胞体はT管(横行小管)と組み合わさって三連構造(トライアッド)を形成します。これは興奮収縮連関において重要な構造です。

絶対に覚えるべきポイント

  • 滑面小胞体:リボソームなし、場所により機能が異なる
  • 肝臓:グリコーゲン合成、解毒作用
  • 副腎皮質・卵巣・精巣:ステロイドホルモン合成
  • 筋細胞(筋小胞体):Ca²⁺の貯蔵と放出
  • 三連構造(トライアッド):筋小胞体とT管で構成

一問一答

Q1. 滑面小胞体の特徴は何ですか?

【答え】 A. リボソームがなく、場所により働きが異なる

粗面小胞体と異なりリボソームが付着しておらず、存在する臓器によって機能が異なります。

Q2. 肝臓の滑面小胞体の機能を2つ挙げてください。

【答え】 A. グリコーゲン合成と解毒作用

血糖調節や薬物の代謝に関与します。

Q3. ステロイドホルモンを合成する臓器を3つ挙げてください。

【答え】 A. 副腎皮質、卵巣、精巣

これらの臓器の滑面小胞体でステロイドホルモンが合成されます。

Q4. 筋細胞の滑面小胞体を何と呼びますか?

【答え】 A. 筋小胞体(SR)

カルシウムイオンの貯蔵と放出により筋収縮を調節します。

Q5. 筋小胞体が貯蔵・放出するイオンは何ですか?

【答え】 A. カルシウムイオン(Ca²⁺)

Ca²⁺の放出が筋収縮のトリガーとなります。

Q6. 筋小胞体とT管で構成される構造を何と呼びますか?

【答え】 A. 三連構造(トライアッド)

興奮収縮連関において重要な構造です。

国家試験対策問題

問題1(選択問題)

滑面小胞体の機能として正しいのはどれか。

a. すべての細胞で同じ機能を持つ

b. リボソームが付着してタンパク質を合成する

c. 場所により異なる機能を持つ

d. 核膜を構成する

【解答と解説】 正解:c

滑面小胞体は場所により機能が異なります。肝臓ではグリコーゲン合成、精巣・卵巣ではステロイドホルモン合成、筋細胞ではCa²⁺貯蔵を行います。

問題2(選択問題)

筋小胞体の機能として正しいのはどれか。

a. タンパク質の合成

b. ステロイドホルモンの合成

c. カルシウムイオンの貯蔵と放出

d. グリコーゲンの合成

【解答と解説】 正解:c

筋小胞体はCa²⁺を貯蔵し、興奮時に放出することで筋収縮を調節します。

問題3(○×問題)

副腎皮質の滑面小胞体ではグリコーゲンが合成される。

【解答と解説】 正解:×

副腎皮質の滑面小胞体ではステロイドホルモン(コルチゾール、アルドステロン)が合成されます。グリコーゲン合成は肝臓の滑面小胞体で行われます。

問題4(選択問題)

肝臓の滑面小胞体で行われる機能はどれか。2つ選べ。

a. タンパク質合成

b. グリコーゲン合成

c. ステロイドホルモン合成

d. 解毒作用

【解答と解説】 正解:b、d

肝臓の滑面小胞体ではグリコーゲン合成と解毒作用が行われます。タンパク質合成は粗面小胞体、ステロイドホルモン合成は副腎皮質・卵巣・精巣で行われます。

問題5(穴埋め問題)

筋小胞体とT管で構成される構造を(   )という。

【解答と解説】 正解:三連構造(トライアッド)

三連構造は興奮収縮連関において、活動電位を筋小胞体に伝えCa²⁺を放出させる重要な構造です。

まとめ

滑面小胞体の場所別機能

場所 機能 関連するキーワード
肝臓 グリコーゲン合成 血糖調節
肝臓 解毒作用 シトクロムP450
副腎皮質 ステロイドホルモン合成 コルチゾール
卵巣 ステロイドホルモン合成 エストロゲン
精巣 ステロイドホルモン合成 テストステロン
筋細胞 Ca²⁺貯蔵・放出 筋収縮、トライアッド

覚え方のポイント

「滑面小胞体は場所で機能が変わる」を大原則として覚え、「肝臓=グリコーゲン・解毒」「性腺・副腎=ステロイド」「筋肉=カルシウム」と場所と機能をセットで覚えましょう。

#解剖学 #細胞 #国試対策

解剖学 国試対策メルマガ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次