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つむぐ指圧治療室 相模大野

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免疫系の細胞について正しいのはどれか

問題

免疫系の細胞について正しいのはどれか。

  1. ヘルパーT 細胞は異物を貪食する。
  2. キラーT 細胞はB 細胞の分裂を助ける。
  3. B 細胞は形質細胞に分化する。
  4. NK 細胞はヒスタミンを分泌する。

解答: 3(B 細胞は形質細胞に分化する。)

解説

  1. 誤り。ヘルパーT細胞は異物を貪食しない。ヘルパーT細胞はサイトカインを産生して他の免疫細胞(B細胞、キラーT細胞、マクロファージなど)を活性化する司令塔的役割を担う。貪食は好中球やマクロファージの機能である。
  1. 誤り。キラーT細胞はB細胞の分裂を助けるのではなく、ウイルス感染細胞や腫瘍細胞をパーフォリン・グランザイムにより直接攻撃・破壊する細胞傷害性の細胞である。B細胞の増殖・分化を助けるのはヘルパーT細胞(CD4+T細胞)である。
  1. 正しい。B細胞は抗原刺激を受けるとヘルパーT細胞の補助により活性化され、形質細胞(プラズマ細胞)に分化する。形質細胞は粗面小胞体が高度に発達しており、大量の抗体(免疫グロブリン)を産生・分泌して液性免疫の中心的役割を果たす。一部のB細胞はメモリーB細胞となり、二次免疫応答に備える。
  1. 誤り。NK細胞はヒスタミンではなく、パーフォリンやグランザイムを用いて標的細胞を攻撃する。ヒスタミンを分泌するのは肥満細胞(マスト細胞)と好塩基球である。

ポイント

各免疫細胞の機能を正確に区別することが最重要であり、特にヘルパーT細胞(司令塔)・キラーT細胞(殺傷)・B細胞(抗体産生)の三者の混同を避ける。

  • 覚え方のコツ: 「ヘルパー=Help(助ける)」「キラー=Kill(殺す)」「B=Body fluid(体液で抗体)」「NK=Natural Killer(生まれつきの殺し屋)」と英語の意味から機能を連想する。
  • 関連知識: 問題923(ヘルパーT細胞の貪食の誤り)、問題931(食作用を持たない細胞)と同じ知識が繰り返し出題されている。選択肢の「キラーT細胞がB細胞を助ける」はヘルパーT細胞との混同を狙った典型的なひっかけである。
  • よくある間違い: キラーT細胞とヘルパーT細胞の機能を取り違えやすい。「キラー=殺す」「ヘルパー=助ける」という名前の通りの機能であることを意識する。
  • 教科書では「c.白血球の働き」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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