問題
液性免疫に関わる主要な白血球はどれか。
- マクロファージ
- キラーT 細胞
- NK 細胞
- B 細胞
解答: 4(B 細胞)
解説
- 誤り。マクロファージは自然免疫の貪食細胞であり、貪食作用と抗原提示を行う。獲得免疫の誘導を補助するが、液性免疫の主役ではない。
- 誤り。キラーT細胞(CD8+T細胞)は獲得免疫の細胞性免疫を担い、ウイルス感染細胞や腫瘍細胞を直接攻撃するが、液性免疫ではない。
- 誤り。NK細胞は自然免疫のリンパ球であり、抗原感作なしに非特異的に腫瘍細胞やウイルス感染細胞を攻撃する。液性免疫には分類されない。
- 正しい。液性免疫に関わる主要な白血球はB細胞(Bリンパ球)である。B細胞は抗原刺激を受けるとヘルパーT細胞の補助を得て形質細胞に分化し、抗体(免疫グロブリン)を大量に産生・分泌する。抗体は体液中で病原体に結合し、中和・オプソニン化・補体活性化などにより排除する。この体液を介した免疫反応が「液性免疫」と呼ばれる。
ポイント
液性免疫=B細胞は問題912、930とともに繰り返し出題される最頻出テーマであり、確実に正答する必要がある。
- 覚え方のコツ: 「液性免疫のB(B細胞)=Blood(血液=体液)中で抗Body(抗体)が働く」と連想する。
- 関連知識: 液性免疫と細胞性免疫の区別は、移植免疫、アレルギー分類(I〜III型=液性免疫関連、IV型=細胞性免疫関連)にも応用される。ワクチン接種は主にB細胞の免疫記憶を利用した能動免疫である。
- よくある間違い: 「マクロファージは抗原提示でB細胞を活性化するから液性免疫の主役」と考える誤りがある。マクロファージは液性免疫を補助する細胞であり、「主要な白血球」はB細胞である。
- 教科書では「c.白血球の働き」の範囲に該当する。
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