問題
形質細胞に分化するのはどれか。
- T細胞
- B細胞
- NK細胞
- マクロファージ
解答: 2(B細胞)
解説
- 誤り。T細胞はエフェクターT細胞(キラーT細胞・ヘルパーT細胞)やメモリーT細胞に分化するが、形質細胞にはならない。
- 正しい。B細胞は抗原刺激を受けるとヘルパーT細胞の補助により活性化され、形質細胞(プラズマ細胞)に分化する。形質細胞は大量の抗体(免疫グロブリン)を産生・分泌して液性免疫の中心的役割を果たす。一部のB細胞はメモリーB細胞(記憶B細胞)となり、二次免疫応答に備えて長期間体内に存続する。
- 誤り。NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は自然免疫のリンパ球であり、ウイルス感染細胞や腫瘍細胞を非特異的に直接攻撃するが、形質細胞には分化しない。
- 誤り。マクロファージは単球由来の食細胞であり、貪食作用と抗原提示を行うが、形質細胞には分化しない。
ポイント
形質細胞に分化できるのはB細胞のみであり、「B細胞→形質細胞→抗体産生」の流れは免疫学の最重要事項である。
- 覚え方のコツ: 「B→P→Ab」(B細胞→Plasma cell(形質細胞)→Antibody(抗体))の3ステップで覚える。
- 関連知識: NK細胞はリンパ球に分類されるが、B細胞・T細胞とは異なり自然免疫に属する点に注意する。NK細胞は抗原感作なしに標的細胞を攻撃できる。臨床的には形質細胞腫瘍(多発性骨髄腫)が重要。
- よくある間違い: NK細胞も「リンパ球」に分類されるため、「NK細胞→形質細胞」と誤答しやすい。形質細胞に分化するのはB細胞のみである。
- 教科書では「c.白血球の働き」の範囲に該当する。
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