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つむぐ指圧治療室 相模大野

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肝臓の働きについて誤っているのはどれか

問題

肝臓の働きについて誤っているのはどれか。

  1. アルブミンの合成
  2. ガンマグロブリンの合成
  3. 胆汁の生成
  4. コレステロールの生成

解答: 2(ガンマグロブリンの合成)

解説

  1. 正しい。アルブミンは肝臓で合成される主要な血漿蛋白質であり、膠質浸透圧の維持と物質の運搬を担う。
  1. 誤り。ガンマグロブリン(γ-グロブリン=免疫グロブリン=抗体)はB細胞由来の形質細胞で産生されるものであり、肝臓で合成されるのではない。肝臓はアルブミン、フィブリノーゲン、α-グロブリン、β-グロブリンなどの血漿蛋白を合成するが、γ-グロブリンだけは形質細胞が産生する。肝硬変ではアルブミン産生が低下し低アルブミン血症となるが、γ-グロブリンは影響を受けない。
  1. 正しい。胆汁は肝細胞で生成され、胆嚢で濃縮・貯蔵された後、十二指腸に分泌されて脂肪の消化吸収を助ける。
  1. 正しい。コレステロールは肝臓で合成される脂質であり、細胞膜の構成成分やステロイドホルモン・胆汁酸の原料となる。

ポイント

血漿蛋白のうちγ-グロブリン(抗体)だけは肝臓ではなく形質細胞(B細胞由来)が産生する点が最重要である。

  • 覚え方のコツ: 「肝臓が作る血漿蛋白=アフアベ(アルブミン・フィブリノーゲン・α-グロブリン・β-グロブリン)」。γだけは「形質細胞のγ(ガンバリ)」と覚える。
  • 関連知識: 問題916(γ-グロブリン=抗体)と密接に関連する。肝硬変ではアルブミン合成低下→膠質浸透圧低下→浮腫・腹水が生じるが、γ-グロブリンはむしろ上昇することがある。
  • よくある間違い: 「血漿蛋白は全て肝臓で合成される」と覚えてしまうと、γ-グロブリンを誤答する。γ-グロブリンのみ例外であることを意識する。
  • 教科書では「d.免疫系に働く液性因子」の範囲に該当する。
血漿蛋白 産生場所 肝臓での合成
アルブミン 肝臓 あり
α-グロブリン 肝臓 あり
β-グロブリン 肝臓 あり
γ-グロブリン(抗体) 形質細胞 なし
フィブリノーゲン 肝臓 あり

表: 血漿蛋白の産生場所

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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