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つむぐ指圧治療室 相模大野

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視床の外側膝状体で中継される感覚はどれか

問題

視床の外側膝状体で中継される感覚はどれか。

  1. 嗅覚
  2. 視覚
  3. 味覚
  4. 聴覚

解答: 2(視覚)

解説

  1. 誤り。嗅覚は視床を経由せずに嗅球から直接大脳皮質(梨状皮質・嗅内皮質)に伝わる唯一の感覚である。視床を中継しない点は頻出の知識である。
  1. 正しい。視床の外側膝状体で中継される感覚は視覚である。視覚情報は網膜の神経節細胞→視神経→視交叉→視索→外側膝状体→視放線→一次視覚野(後頭葉鳥距溝周囲、ブロードマン17野)の経路で伝達される。外側膝状体は視床に位置する視覚情報の中継核であり、網膜からの情報を受けて後頭葉視覚野に送る。視交叉では鼻側の線維のみが交叉する。
  1. 誤り。味覚は視床の後内側腹側核(VPM)で中継されて大脳皮質の味覚野(島皮質・前頭弁蓋部)に投射される。外側膝状体ではない。
  1. 誤り。聴覚は視床の内側膝状体で中継されて側頭葉の聴覚野(上側頭回・ヘシュル回)に投射される。外側膝状体ではない。

ポイント

外側膝状体は視覚の中継核であり、内側膝状体は聴覚の中継核である。嗅覚のみ視床を経由しない。

  • 覚え方のコツ: 「外(がい)=視(し)」→外側膝状体=視覚。「内(ない)=聴(ちょう)」→内側膝状体=聴覚。嗅覚は「鼻(嗅覚)だけ視床をスルー」と覚える。
  • 関連知識: 問883(内側膝状体と聴覚)、問885(視床の中継核の整理)と共通テーマである。視床の感覚中継核は外側膝状体(視覚)、内側膝状体(聴覚)、VPL(体幹・四肢の体性感覚)、VPM(顔面の体性感覚・味覚)を整理して覚える。
  • よくある間違い: 外側膝状体と内側膝状体の担当感覚を取り違えやすい。また嗅覚も視床を中継すると誤解しやすいが、嗅覚は唯一視床を経由しない感覚である。
  • 教科書では「b.視覚の受容器と伝導路」の範囲に該当する。
視床の中継核 中継する感覚 投射先の大脳皮質
外側膝状体 視覚 後頭葉(一次視覚野)
内側膝状体 聴覚 側頭葉(一次聴覚野)
VPL(後外側腹側核) 体幹・四肢の体性感覚 頭頂葉(中心後回)
VPM(後内側腹側核) 顔面の体性感覚・味覚 頭頂葉(中心後回)・島皮質
嗅覚 視床を経由しない 梨状皮質(直接投射)

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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