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つむぐ指圧治療室 相模大野

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視覚の受容器で主に色の識別にかかわるのはどれか

問題

視覚の受容器で主に色の識別にかかわるのはどれか。

  1. 錐体細胞
  2. 杆体細胞
  3. 色素細胞
  4. 神経節細胞

解答: 1(錐体細胞)

解説

  1. 正しい。錐体細胞は主に色の識別に関わる視覚受容器である。錐体細胞には赤錐体(L錐体)・緑錐体(M錐体)・青錐体(S錐体)の3種類が存在し、それぞれ異なる波長の光に最大感度を持つオプシン蛋白質を含む。この3種類の錐体の興奮比率の違いにより、さまざまな色を識別する(ヤング・ヘルムホルツの三色説)。錐体細胞は網膜の黄斑部(中心窩)に密集し、明所視で機能する。
  1. 誤り。杆体細胞はロドプシン(視紅)を含む暗所視の受容器であり、明暗の識別に優れるが色の識別能力は持たない。
  1. 誤り。色素細胞(網膜色素上皮細胞)は網膜の最外層に位置し、散乱光の吸収やビタミンAの代謝(ロドプシンの再合成)に関与するが、光受容器ではなく色の識別には関与しない。
  1. 誤り。神経節細胞は網膜の最内層に位置する出力ニューロンであり、視細胞で変換された信号を統合して視神経として脳に送る役割を担う。色を直接受容する細胞ではない。

ポイント

錐体細胞は赤・緑・青の3種類があり、三色説に基づいて色覚を担う明所視の視覚受容器である。

  • 覚え方のコツ: 「錐体=”すい(粋)”→色を見分ける粋な細胞」と覚える。「杆体=”かん(暗)”→暗い所で働く」と対比する。色素細胞と色覚は名前が似ているが全く別の機能である。
  • 関連知識: 問893・883・884・886・889・897(杆体と錐体の機能比較)と繰り返し出題される最頻出テーマである。色覚異常は特定の錐体オプシンの遺伝的欠損によって生じ、赤緑色覚異常が最も多い(X連鎖劣性遺伝)。
  • よくある間違い: 色素細胞を「色」の名前から色覚受容器と誤解しやすい。色素細胞は光を吸収するメラニン色素を含む支持細胞であり、受容器ではない。また神経節細胞を受容器と混同しやすいが、これは出力ニューロンである。
  • 教科書では「b.視覚の受容器と伝導路」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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