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つむぐ指圧治療室 相模大野

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視覚について誤っているのはどれか

問題

視覚について誤っているのはどれか。

  1. 瞳孔の大きさを変えて明るさの調節を行う。
  2. 水晶体の厚みを変えて遠近調節を行う。
  3. 硝子体の働きによって暗順応を行う。
  4. 視細胞の働きによって色の識別を行う。

解答: 3(硝子体の働きによって暗順応を行う。)

解説

  1. 正しい。瞳孔括約筋(副交感神経支配→縮瞳)と瞳孔散大筋(交感神経支配→散瞳)により瞳孔の大きさを変え、網膜に入る光量を調節する。カメラの絞りに相当する機能である。
  1. 正しい。毛様体筋の収縮・弛緩により水晶体の厚みを変えて遠近調節を行う。近見時には水晶体が厚くなり屈折力が増す。
  1. 誤り。暗順応は網膜の視細胞(主に杆体細胞)におけるロドプシン(視紅)の再合成によって起こるものであり、硝子体の働きではない。硝子体は眼球内を満たす透明なゲル状物質で、眼球の形状維持と光の通路としての役割を果たすのみである。暗順応には約30分を要し、杆体細胞のロドプシン再合成による感度上昇が主役である。問894と同テーマの頻出問題である。
  1. 正しい。錐体細胞には赤・緑・青の3種類の色素(オプシン)があり、異なる波長の光に反応して色を識別する(三色説)。

ポイント

暗順応はロドプシンの再合成(杆体細胞)であり、硝子体は形状維持・光の通路のみの役割である。

  • 覚え方のコツ: 「暗がりでロド(ロドプシン)が再合成される」→暗順応=ロドプシン再合成。「硝子体=ガラス体→透明で通すだけ」と覚える。
  • 関連知識: ビタミンA(レチノール)はロドプシンの構成成分レチナールの前駆体であり、ビタミンA欠乏では暗順応が障害されて夜盲症(鳥目)となる。栄養学との重要な接点である。
  • よくある間違い: 硝子体と水晶体の機能を混同しやすい。水晶体=屈折・調節(厚みが変わる)、硝子体=形状維持(変化しない)と明確に区別する。
  • 教科書では「a.視覚の性質」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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