問題
視覚について正しい組合せはどれか。
- 遠近調節 ― 毛様体筋
- 明るさ調節 ― 硝子体
- 色の感覚 ― 虹彩
- 暗順応 ― 外眼筋
解答: 1(遠近調節 ― 毛様体筋)
解説
- 正しい。遠近調節(焦点調節)は毛様体筋の収縮・弛緩によって水晶体の厚さを変化させることで行われる。近くを見るときは毛様体筋(副交感神経支配)が収縮してチン小帯が弛緩し、水晶体が厚くなり屈折力が増す。遠くを見るときは毛様体筋が弛緩してチン小帯が緊張し、水晶体が薄くなる。加齢により水晶体の弾力性が低下すると老視となる。
- 誤り。明るさの調節は虹彩による瞳孔径の変化で行われる。硝子体は透明なゲル状物質で眼球の形状維持に関与する。
- 誤り。色の感覚は網膜の錐体細胞(赤・緑・青の3種類)が担う。虹彩は瞳孔径を変化させて光量を調節する構造である。
- 誤り。暗順応は網膜の杆体細胞におけるロドプシンの再合成による感度上昇である。外眼筋は眼球運動(上下左右・回旋)に関与する。
ポイント
遠近調節は毛様体筋→チン小帯→水晶体の連動で行われ、視覚機能の中で最も頻出の仕組みである。
- 覚え方のコツ: 「も(毛様体筋)す(水晶体)こし近づけて」→近見時に毛様体筋が収縮し水晶体が厚くなる。
- 関連知識: 毛様体筋は副交感神経(動眼神経)支配であり、自律神経の章とも関連する。老視は水晶体の弾力性低下が原因である。
- よくある間違い: 「遠くを見るとき毛様体筋が収縮」と逆に覚えやすい。近見=収縮、遠見=弛緩と整理する。
- 教科書では「a.視覚の性質」の範囲に該当する。
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