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つむぐ指圧治療室 相模大野

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内耳で上下方向の直線加速度を検出するのはどれか

問題

内耳で上下方向の直線加速度を検出するのはどれか。

  1. 蝸牛管
  2. 球形嚢
  3. 卵形嚢
  4. 半規管

解答: 2(球形嚢)

解説

  1. 誤り。蝸牛管は蝸牛内の管状構造でコルチ器(有毛細胞)を含み、音の振動を電気信号に変換する聴覚器官である。加速度の検出には関与しない。
  1. 正しい。球形嚢は内耳の前庭に位置する耳石器であり、主に上下方向(垂直方向)の直線加速度や頭の傾きを検出する。平衡斑の有毛細胞上の耳石膜に平衡砂(耳石)が載っており、垂直方向の加速度や重力により耳石が移動して有毛細胞を刺激する。エレベーターで上下する際の感覚がその例である。
  1. 誤り。卵形嚢は同じく耳石器であるが、主に水平方向の直線加速度(前後・左右方向)を検出する。
  1. 誤り。半規管は3つの管が互いに直交し、回転加速度(角加速度)を検出する。直線加速度ではない。

ポイント

球形嚢=垂直方向の直線加速度、卵形嚢=水平方向の直線加速度という区別が重要である。

  • 覚え方のコツ: 「球は落ちる(垂直=上下)」「卵は転がる(水平=前後左右)」と動きのイメージで覚える。問889と同テーマであり、「回転=半規管」「直線=耳石器(卵形嚢・球形嚢)」の区分も押さえる。
  • 関連知識: 宇宙空間(無重力)では耳石器が正常に機能せず空間識失調が生じる。良性発作性頭位めまい症は耳石の迷入が原因である。
  • よくある間違い: 球形嚢と卵形嚢の担当方向を逆に覚えやすい。「球=垂直(球が落ちる方向)」で覚える。
  • 教科書では「b.前庭器官と伝導路」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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