問題
甘味を最も敏感に感じる部位はどれか
- 舌尖
- 舌根部
- 舌外側縁
- 舌中央部
解答: 1(舌尖)
解説
- 正しい。伝統的な味覚地図では、甘味を最も敏感に感じる部位は舌尖(舌の先端)とされている。舌尖には茸状乳頭が豊富に存在し、甘味受容体を持つ味蕾が多い。甘味の閾値は舌尖で最も低く(つまり最も感じやすく)、栄養価の高い食物を識別するのに有利な配置である。
- 誤り。舌根部は苦味を最も敏感に感じるとされる部位であり、有郭乳頭が分布する。
- 誤り。舌外側縁は酸味を最も敏感に感じるとされる部位であり、葉状乳頭が分布する。
- 誤り。舌中央部は味蕾の分布が少なく、味覚感度が最も低い領域である。
ポイント
味覚地図では甘味=舌尖、苦味=舌根、酸味=舌側縁、塩味=舌前方側縁が伝統的な対応である。
- 覚え方のコツ: 「先に甘い(舌尖=甘味)、奥で苦い(舌根=苦味)」→食べ物の入口で甘さを、奥で毒(苦味)をチェックするイメージで覚える。
- 関連知識: 5基本味のうち、苦味は閾値が最も低い(微量で検知可能)。舌の味覚地図は国試の定番出題テーマである。
- よくある間違い: 苦味と甘味の部位を逆に覚えやすい。「甘=先、苦=奥」と対で整理する。
- 教科書では「b.味覚の受容器と伝導路」の範囲に該当する。
| 味覚 | 敏感な部位 | 乳頭の種類 |
|---|---|---|
| 甘味 | 舌尖 | 茸状乳頭 |
| 塩味 | 舌前方側縁 | 茸状乳頭 |
| 酸味 | 舌外側縁 | 葉状乳頭 |
| 苦味 | 舌根部 | 有郭乳頭 |
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