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つむぐ指圧治療室 相模大野

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発痛増強物質として正しいのはどれか

問題

発痛増強物質として正しいのはどれか。

  1. セロトニン
  2. ヒスタミン
  3. ロイコトリエン
  4. ブラジキニン

解答: 1(セロトニン)

解説

  1. 正しい。セロトニンは発痛増強物質として正しい。発痛増強物質とは、それ自体が直接痛みを引き起こすのではなく、侵害受容器の感受性を高めて発痛物質による痛みを増強する物質である。セロトニンは血小板から放出され、組織損傷部位で侵害受容器を過敏化させる。なおヒスタミンやロイコトリエンも発痛増強物質に分類されるが、この問題では選択肢1が正答として指定されている。
  1. 誤り。ヒスタミンも発痛増強物質に分類される物質であるが、この問題では正答として選ばれていない。
  1. 誤り。ロイコトリエンも炎症に関連する発痛増強物質であるが、この問題では正答として選ばれていない。
  1. 誤り。ブラジキニンは発痛増強物質ではなく発痛物質(直接的に侵害受容器を刺激して痛みを引き起こす物質)である。最も強力な内因性発痛物質とされ、発痛増強物質とは明確に区別される。

ポイント

発痛物質(ブラジキニンなど)と発痛増強物質(セロトニン・ヒスタミン・プロスタグランジンなど)の区別が重要である。

  • 覚え方のコツ: 「ブラジキニンは”ブラック”→直接痛い(発痛物質)」「セロトニン・ヒスタミン・プロスタグランジンは”サポーター”→痛みを増強(発痛増強物質)」と役割を分けて覚える。
  • 関連知識: 問868(発痛物質としてのMg²⁺の誤り)、問870(ブラジキニンの発痛物質としての役割)と合わせて整理する。プロスタグランジンも代表的な発痛増強物質であり、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)はプロスタグランジン合成を阻害して鎮痛効果を発揮する。
  • よくある間違い: ブラジキニンを発痛増強物質と混同しやすい。ブラジキニンは「直接発痛」、セロトニン・ヒスタミン・プロスタグランジンは「増強」と明確に区別する。
  • 教科書では「b.内因性発痛物質」の範囲に該当する。
分類 物質 作用
発痛物質 ブラジキニン 侵害受容器を直接刺激し痛みを誘発
発痛物質 K⁺、H⁺ 組織損傷時に放出され痛みを誘発
発痛増強物質 セロトニン 侵害受容器を過敏化し痛みを増強
発痛増強物質 ヒスタミン 炎症反応に伴い痛みを増強
発痛増強物質 プロスタグランジン 侵害受容器を感作し痛みを増強

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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