問題
頭頂葉にある感覚野はどれか。
- 視覚野
- 聴覚野
- 嗅覚野
- 体性感覚野
解答: 4(体性感覚野)
解説
- 誤り。視覚野は後頭葉の鳥距溝周辺(ブロードマン17野)に位置する。
- 誤り。聴覚野は側頭葉の上側頭回(横側頭回・ヘシュル回、ブロードマン41・42野)に位置する。
- 誤り。嗅覚野は側頭葉内側面の梨状皮質・嗅内皮質に位置する。嗅覚は視床を経由せず嗅球から直接大脳に投射される唯一の感覚である。
- 正しい。体性感覚野は頭頂葉の中心後回(ブロードマン3・1・2野)に位置し、対側の体表からの触覚・圧覚・温度覚・痛覚などの体性感覚を処理する。ペンフィールドの体部位局在(ホムンクルス)が見られ、手指・口唇・舌の領域が大きい。
ポイント
体性感覚野=頭頂葉中心後回であり、問859・861・910と共通する大脳皮質の機能局在は最頻出テーマである。
- 覚え方のコツ: 「頭のてっぺん(頭頂葉)で触る感覚を処理する」→体性感覚野は中心後回にあり、中心溝の後ろ側。嗅覚野は側頭葉内側の梨状皮質にある点も注意する。
- 関連知識: 嗅覚が視床を経由しないのは感覚の中で唯一の例外であり、これも頻出知識である。嗅覚は大脳辺縁系と直結しており、情動や記憶との結びつきが強い。
- よくある間違い: 嗅覚野を前頭葉と誤解しやすいが、嗅覚野は側頭葉内側面である。前頭葉は運動野とブローカ野の所在地である。
- 教科書では「b.感覚の一般的性質」の範囲に該当する。
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