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つむぐ指圧治療室 相模大野

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皮膚痛覚について誤っている記述はどれか

問題

皮膚痛覚について誤っている記述はどれか。

  1. 受容器は自由神経終末である。
  2. Aδ線維は速い痛みを伝える。
  3. C線維は局在の不明瞭な痛みを伝える。
  4. 順応が起こりやすい

解答: 4(順応が起こりやすい)

解説

  1. 正しい。痛覚の受容器は自由神経終末(侵害受容器)であり、特殊な被包構造を持たない裸の神経末端である。皮膚のほぼ全域に分布し、感覚点の中で最も密度が高い。
  1. 正しい。Aδ線維は有髄線維(伝導速度5〜30m/s)で、速い鋭い痛み(一次痛)を伝える。刺すような性質の痛みであり、局在が比較的明確である。
  1. 正しい。C線維は無髄線維(伝導速度0.5〜2m/s)で、遅い鈍い痛み(二次痛)を伝える。うずくような性質で、局在が不明瞭であり、持続性がある。
  1. 誤り。皮膚痛覚は順応が起こりにくい(ほとんど順応しない)感覚である。痛みは生体にとって危険を知らせる警告信号であるため、侵害刺激が持続する限り感じ続ける必要がある。むしろ持続的な刺激で痛覚過敏が生じることもある。順応しやすい感覚の代表は触覚と嗅覚である。

ポイント

痛覚は生体警告系であるため順応しにくく、触覚や嗅覚とは対照的である。

  • 覚え方のコツ: 「痛みに慣れたら命に関わる→順応しない」と生存上の意義から覚える。問867・879と同じテーマが繰り返し出題される超頻出ポイントである。
  • 関連知識: 痛覚の3つの重要な特徴は「自由神経終末が受容器」「Aδ=速い鋭痛、C=遅い鈍痛」「順応しにくい」であり、すべて出題対象である。
  • よくある間違い: 「痛みは慣れる」と日常経験で思いがちであるが、それは内因性鎮痛物質や心理的適応によるものであり、受容器の順応ではない。
  • 教科書では「b.感覚の一般的性質」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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