問題
二点弁別閾の最も小さい部位はどれか。
- 指先
- 上腕
- 背中
- 下腿
解答: 1(指先)
解説
- 正しい。二点弁別閾(二点識別閾)は2点の刺激を別々の点として認識できる最小距離であり、指先(特に示指の指腹)で最も小さく約2mmである。これは指先の触覚受容器(マイスナー小体・メルケル盤)の密度が極めて高く、大脳皮質の体性感覚野における指の領域(ペンフィールドの感覚ホムンクルス)が広いためである。
- 誤り。上腕の二点弁別閾は約40〜50mmと大きく、空間分解能は低い。
- 誤り。背中の二点弁別閾は約60〜70mmと体表面で最も大きい部位の一つである。
- 誤り。下腿の二点弁別閾は約40〜50mm程度で、指先と比べ著しく大きい。
ポイント
二点弁別閾は指先・口唇・舌で最も小さく(感度が高く)、背中・大腿で最も大きい(感度が低い)。
- 覚え方のコツ: 「指先は点字を読める→2mmの点を識別できるほど鋭敏」と具体的場面で覚える。二点弁別閾が小さい=感度が高いという関係を押さえる。
- 関連知識: ペンフィールドの体性感覚ホムンクルスでは手指・口唇・舌の領域が大きく描かれる。これは受容器密度と皮質面積の対応を示している。
- よくある間違い: 「閾が小さい=感度が低い」と誤解しやすい。閾値が小さい=わずかな距離でも弁別可能=感度が高い、と正しく理解する。
- 教科書では「a.皮膚感覚(表在感覚)」の範囲に該当する。
| 部位 | 二点弁別閾(概算) |
|---|---|
| 指先 | 約2mm |
| 口唇 | 約5mm |
| 手掌 | 約10〜15mm |
| 上腕 | 約40〜50mm |
| 背中 | 約60〜70mm |
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