問題
反射中枢が中脳にあるのはどれか。
- 嚥下反射
- 排尿反射
- 伸張反射
- 立ち直り反射
解答: 4(立ち直り反射)
解説
- 誤り。嚥下反射の反射中枢は延髄の嚥下中枢に存在する。舌咽神経・迷走神経を介した反射であり、中脳ではない。
- 誤り。排尿反射の反射中枢は仙髄(S2〜S4)の排尿中枢および橋排尿中枢(バリントン核)に存在する。中脳には排尿中枢はない。
- 誤り。伸張反射の反射中枢は脊髄前角にある。Ia群求心性線維→α運動ニューロンの単シナプス反射であり、脊髄レベルで完結する。
- 正しい。立ち直り反射の反射中枢は中脳にある。立ち直り反射は体の傾きや位置のずれに対して頭部や体を正常位置に戻す姿勢反射であり、前庭器官・視覚・体性感覚からの情報を中脳(赤核周辺の網様体)が統合して制御する。除脳動物(中脳と橋の間で切断)では立ち直り反射は消失する。
ポイント
「立ち直り反射=中脳」は運動の章で最も頻出の反射中枢の問題である。
- 覚え方のコツ: 反射中枢の上下を整理する:「脊髄=伸張・屈曲」「延髄=嚥下・呼吸」「橋=排尿」「中脳=立ち直り」と階層的に覚える。
- 関連知識: 立ち直り反射には迷路性立ち直り反射、視性立ち直り反射、体性立ち直り反射など複数の種類がある。いずれも中脳が統合中枢として機能する。
- よくある間違い: 排尿反射の中枢を「中脳」と答えるケース。排尿反射は仙髄(S2-S4)+橋排尿中枢であり、中脳は関与しない。
- 教科書では「a.脊髄レベルでの調節」の範囲に該当する。
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