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つむぐ指圧治療室 相模大野

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骨格筋の神経支配で正しいのはどれか

問題

骨格筋の神経支配で正しいのはどれか。

  1. 1 本の筋線維は複数の運動ニューロンに支配される。
  2. a 運動ニューロンは錘内筋線維を支配する。
  3. c 運動ニューロンはa 運動ニューロンに比べて細胞体は大きい。
  4. 神経筋接合部は興奮性シナプスである。

解答: 4(神経筋接合部は興奮性シナプスである。)

解説

  1. 誤り。1本の筋線維は1個の運動ニューロンのみに支配される(一対一の原則)。1個の運動ニューロンは複数の筋線維を支配する(運動単位)が、その逆は成立しない。
  1. 誤り。α運動ニューロンは錘外筋線維(骨格筋の主要な筋線維)を支配する。錘内筋線維を支配するのはγ運動ニューロンである。
  1. 誤り。γ運動ニューロンの細胞体はα運動ニューロンに比べて小さい。α運動ニューロンは脊髄前角で最大級の細胞体を持つ。
  1. 正しい。神経筋接合部は興奮性シナプスである。運動神経終末からアセチルコリン(ACh)が放出され、筋線維の運動終板上のニコチン性ACh受容体(NM受容体)に結合してNa+の流入を引き起こし、終板電位(EPP)を発生させる。EPPが閾値に達すると筋線維に活動電位が発生し収縮が起こる。骨格筋の神経筋接合部には抑制性シナプスは存在しない。

ポイント

神経筋接合部は常に興奮性であり、AChによる終板電位(EPP)が筋収縮を引き起こす。

  • 覚え方のコツ: 「骨格筋の接合部=常にACh=常に興奮性」と覚える。抑制性シナプスは中枢神経系(GABA・グリシン)にはあるが、神経筋接合部にはない。
  • 関連知識: 神経筋接合部の障害としては重症筋無力症(NM受容体に対する自己抗体)があり、筋力低下・易疲労性が生じる。これは第4章(シナプス伝達)や臨床医学との接点である。
  • よくある間違い: 「神経筋接合部にも抑制性シナプスがある」と誤認するケース。骨格筋の運動終板はすべて興奮性であり、骨格筋の弛緩は運動神経の発火停止によって起こる。
  • 教科書では「b.神経筋接合部の興奮伝達」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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