問題
骨格筋に分布しない神経はどれか。
- α運動ニューロン
- γ運動ニューロン
- Ia 群求心性線維
- Ib 群求心性線維
解答: 4(Ib 群求心性線維)
解説
- 誤り。α運動ニューロンは骨格筋の錘外筋線維に分布し、直接的に筋収縮を引き起こす運動神経である。
- 誤り。γ運動ニューロンは骨格筋内に存在する筋紡錘の錘内筋線維に分布し、筋紡錘の感度を調節する。
- 誤り。Ia群求心性線維は骨格筋内に存在する筋紡錘の一次終末から出発する求心性線維であり、筋内に分布する。
- 正しい。Ib群求心性線維はゴルジ腱器官(腱紡錘)から出る求心性線維であり、筋と腱の移行部(腱側)に存在する。骨格筋の筋腹そのものには分布しない。ゴルジ腱器官は筋ではなく腱に位置する受容器であるため、Ib群線維は腱に分布する線維である。
ポイント
Ib群求心性線維はゴルジ腱器官(腱)に分布し、骨格筋の筋腹には分布しない。
- 覚え方のコツ: 「Ib=腱(bone寄り)」と覚え、筋ではなく腱に分布することを意識する。α・γ・Iaはすべて筋(筋紡錘を含む)に分布する。
- 関連知識: 骨格筋には運動神経(α・γ運動ニューロン)と感覚神経(Ia群・II群線維)が分布する。さらに交感神経も血管を介して骨格筋に分布するが、骨格筋線維自体を支配しているわけではない。
- よくある間違い: Ib群線維が「筋」に分布すると思い込むケース。ゴルジ腱器官は筋腱移行部の「腱」側に存在するため、筋そのものには分布しない。
- 教科書では「c.筋紡錘と腱受容器」の範囲に該当する。
『理由で解く 生理学』 Kindle版
本書は、生理学の各テーマを「機序・因果」の観点から再構成し、
知識の断片化を防ぎながら、臨床・学習現場で再利用しやすい理解を目指しています。初学者の学習補助だけでなく、授業設計・復習教材としても活用いただければ幸いです。
Kindle Unlimitedでも使えます。
理由で解く 生理学: 国家試験問題 941問 完全攻略 理由で解く国試過去問






コメント