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つむぐ指圧治療室 相模大野

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筋収縮のエネルギーとして直接使われるのはどれか

問題

筋収縮のエネルギーとして直接使われるのはどれか。

  1. グルコース
  2. グリコーゲン
  3. クレアチンリン酸
  4. アデノシン三リン酸

解答: 4(アデノシン三リン酸)

解説

  1. 誤り。グルコースは解糖系やTCA回路を経てATPを産生する基質(燃料)であり、筋収縮の直接的エネルギー源ではない。
  1. 誤り。グリコーゲンは筋や肝臓に貯蔵される多糖類であり、グルコースに分解された後にATP産生の基質となる。間接的なエネルギー貯蔵形態である。
  1. 誤り。クレアチンリン酸はクレアチンキナーゼの作用によりADPにリン酸基を転移してATPを迅速に再合成する物質である。ATPの再合成に寄与する間接的エネルギー源であり、筋収縮に直接使われるわけではない。
  1. 正しい。筋収縮のエネルギーとして直接使われるのはATP(アデノシン三リン酸)である。ミオシン頭部のATPase活性によりATPがADPとPiに加水分解され、そのエネルギーでクロスブリッジサイクル(架橋運動)が駆動される。ATPは生体のエネルギー通貨と呼ばれ、あらゆる細胞活動の直接的エネルギー源である。

ポイント

筋収縮の「直接的」エネルギー源はATPであり、他の物質はATP産生の基質や再合成に関わる「間接的」エネルギー源であるという区別が最重要である。

  • 覚え方のコツ: 「直接=ATP」と即答できるようにする。クレアチンリン酸は「ATPの充電器」、グルコース・グリコーゲンは「ATPの原料」と位置づける。
  • 関連知識: エネルギー供給の順序は「ATP(細胞内の貯蔵・ごく少量)→クレアチンリン酸(即時再合成)→解糖系(嫌気的)→有気的代謝(TCA回路+電子伝達系)」である。
  • よくある間違い: クレアチンリン酸を「直接的エネルギー源」と選んでしまうケース。クレアチンリン酸は筋収縮に直接使われるのではなく、ATPを迅速に再合成する物質である。
  • 教科書では「a.筋収縮のエネルギー代謝」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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