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つむぐ指圧治療室 相模大野

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骨格筋について誤っている記述はどれか

問題

骨格筋について誤っている記述はどれか。

  1. 筋の両端を固定した状態で起こる収縮を等張力性収縮という。
  2. 筋収縮にはカルシウムイオンが必要である。
  3. 骨格筋の不応期は心筋より短い。
  4. 日常の運動は強縮によって起こる。

解答: 1(筋の両端を固定した状態で起こる収縮を等張力性収縮という。)

解説

  1. 誤り。筋の両端を固定した状態で起こる収縮は等尺性収縮(アイソメトリック収縮)であり、等張力性収縮ではない。等尺性収縮では筋長は変化せず張力のみが変化する。等張力性(等張性)収縮(アイソトニック収縮)は一定の張力のもとで筋長が変化する収縮様式であり、関節運動を伴う動作で生じる。
  1. 正しい。筋小胞体から放出されたCa²⁺がトロポニンCに結合することで、アクチンとミオシンの相互作用が開始され筋収縮が起こる。
  1. 正しい。骨格筋の不応期は約1〜3msと極めて短く、心筋の約200〜300msに比べて著しく短い。この差が、骨格筋では強縮が可能で心筋では不可能であるという違いを生み出している。
  1. 正しい。日常の随意運動は高頻度の神経インパルスにより単収縮が時間的に加重した不完全強縮として生じている。単収縮だけでは十分な力と持続性が得られない。

ポイント

筋の両端を固定した収縮は「等尺性」であり「等張性」ではないという点が最重要であり、問題758と同様の頻出テーマである。

  • 覚え方のコツ: 「固定=長さ変わらない=等尺(尺=長さ)」と直接結びつける。「等張」と聞いたら「張力一定=動く収縮」と連想する。
  • 関連知識: 等尺性収縮と等張性収縮の区別はリハビリテーション医学やスポーツ医学でも頻出であり、等尺性運動は関節に負担をかけずに筋力を維持できるため、関節拘縮の予防に用いられる。
  • よくある間違い: 「等張力性収縮」と「等張性収縮」を同義として扱う場合があるが、いずれも筋長が変化する収縮であり、固定状態の収縮(等尺性)とは明確に異なる。
  • 教科書では「c.単収縮と強縮」の範囲に該当する。
収縮様式 筋長 張力 具体例
等尺性収縮(アイソメトリック) 一定(不変) 変化する 壁を押す、重い物を持ち上げられず保持
等張性収縮(アイソトニック) 変化する 一定(不変) 歩行、ダンベル挙上

表: 等尺性収縮と等張性収縮の比較

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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