問題
白筋と比較した赤筋の特徴はどれか。
- 疲労しやすい。
- 収縮速度が遅い。
- ミオグロビン量が少ない。
- 瞬発的な運動に関与する。
解答: 2(収縮速度が遅い。)
解説
- 誤り。赤筋は有気的代謝が主体であり疲労しにくい。疲労しやすいのは嫌気的代謝が主体の白筋(速筋)である。
- 正しい。赤筋(遅筋・タイプI線維)は白筋(速筋・タイプII線維)と比較して収縮速度が遅い。「遅筋(slow-twitch fiber)」という名称そのものが収縮速度の遅さを示している。赤筋は収縮速度は遅いが、ミオグロビンが豊富で有気的代謝が発達しているため持続的な収縮が可能であり、姿勢維持など持久的な運動に適している。
- 誤り。赤筋はミオグロビン量が多い。ミオグロビンの赤い色素が赤筋の名称の由来である。ミオグロビン量が少ないのは白筋である。
- 誤り。瞬発的な運動に関与するのは白筋(速筋)であり、赤筋は持久的・持続的な運動に関与する。
ポイント
赤筋は白筋と比較して「収縮速度が遅い・ミオグロビンが多い・疲労しにくい・持久的運動に関与」という4つの特徴を正確に覚えることが最重要である。
- 覚え方のコツ: 「赤筋=遅筋=Slow=スロー」と英語名でも確認する。問題793と同テーマであり、繰り返し出題されている。
- 関連知識: マラソン選手は赤筋の割合が高く、短距離走者は白筋の割合が高い。筋線維タイプの比率は遺伝的な要因が大きいが、トレーニングによっても一部変化する。
- よくある間違い: 選択肢1、3、4はすべて赤筋の特徴の「逆」である。赤筋に関する問題では、各選択肢が赤筋と白筋のどちらの特徴かを正確に判断する必要がある。
- 教科書では「a.骨格筋の種類」の範囲に該当する。
| 特徴 | 赤筋(遅筋・タイプI) | 白筋(速筋・タイプII) |
|---|---|---|
| 収縮速度 | 遅い | 速い |
| 疲労耐性 | 疲労しにくい | 疲労しやすい |
| ミオグロビン量 | 多い | 少ない |
| 運動への関与 | 持久的運動・姿勢維持 | 瞬発的運動 |
表: 赤筋と白筋の特徴比較
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