問題
遠心路が自律神経の反射はどれか。
- 膝蓋腱反射
- 腹壁反射
- 対光反射
- ヘーリング・ブロイエル反射
解答: 3(対光反射)
解説
- 誤り。膝蓋腱反射の遠心路は体性運動神経(大腿神経のα運動ニューロン)であり、自律神経ではない。
- 誤り。腹壁反射の遠心路は体性運動神経(肋間神経等のα運動ニューロン)であり、自律神経ではない。
- 正しい。対光反射の遠心路は自律神経(動眼神経の副交感神経線維)である。光刺激が視神経(求心路)を介して中脳の視蓋前域に伝わり、エディンガー・ウェストファル核から動眼神経の副交感神経線維(遠心路)を経て毛様体神経節を中継し、瞳孔括約筋を収縮させて縮瞳を起こす。遠心路が自律神経である反射には、対光反射のほか排尿反射・排便反射・射乳反射・圧受容器反射なども含まれる。
- 誤り。ヘーリング・ブロイエル反射の遠心路は呼吸筋を支配する体性運動神経(横隔神経・肋間神経)であり、自律神経ではない。吸息中枢の抑制を通じて呼吸筋の活動が変化する。
ポイント
対光反射の遠心路は副交感神経(動眼神経の副交感神経線維)であり、自律神経反射に分類される。
- 覚え方のコツ: 遠心路が自律神経の反射=「効果器が平滑筋・心筋・腺」→ 瞳孔括約筋(平滑筋)を動かす対光反射は自律神経反射。骨格筋を動かす反射は体性反射。
- 関連知識: 自律神経反射の代表例は対光反射・排尿反射・排便反射・圧受容器反射・胃結腸反射である。体性反射の代表例は伸張反射(腱反射)・屈曲反射・腹壁反射である。
- よくある間違い: ヘーリング・ブロイエル反射は「迷走神経が求心路」であるため自律神経反射と思いがちだが、遠心路は横隔神経等の体性運動神経であり、体性-内臓反射の逆パターンとして理解する。
- 教科書では「j.自律神経の関与する反射」の範囲に該当する。
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