問題
ロドプシンを含む細胞はどれか。
- 錐状体細胞
- 杆状体細胞
- 水平細胞
- 神経節細胞
解答: 2(杆状体細胞)
解説
- 誤り。錐状体細胞(錐体細胞)にはフォトプシン(ヨドプシン)が含まれ、色覚と明所視に関与する。赤・緑・青の3種類が存在する。
- 正しい。ロドプシン(視紅)は杆状体細胞(桿体細胞)に含まれる視物質である。ロドプシンはオプシンとレチナール(ビタミンA誘導体)から構成される。杆状体は暗所での明暗の感知(暗所視)に特化しており、感度が非常に高いが色の識別はできない。光がロドプシンに当たるとレチナールの異性化が起こり、信号変換が始まる。
- 誤り。水平細胞は網膜内で水平方向の情報処理(側方抑制など)を行う介在ニューロンであり、視物質は含まない。
- 誤り。神経節細胞は網膜の出力ニューロンであり、その軸索が集まって視神経を形成する。視物質は含まない。
ポイント
ロドプシンは杆状体(桿体)細胞に含まれる暗所視の視物質であり、ビタミンAが合成原料となる。
- 覚え方のコツ: 「ロド=ロッド(棒状)=桿体(杆状体)」と連想する。「杆」も棒を意味する。暗い所で使う視物質がロドプシン。「ロドプシン=ロード(道)が暗くても見える」と覚える。
- 関連知識: ビタミンA欠乏でロドプシンの合成が低下すると夜盲症(暗い所で見えにくくなる)が生じる。対光反射の求心路は視神経(第II脳神経)、遠心路は動眼神経(第III脳神経)副交感成分である。
- よくある間違い: 錐体と桿体の視物質を逆にすること。「ロドプシン=桿体=暗所視」「フォトプシン=錐体=明所視・色覚」と対で覚える。
- 教科書では「j.自律神経の関与する反射」の範囲に該当する。
| 視細胞 | 含まれる視物質 | 主な機能 | 感度 |
|---|---|---|---|
| 杆状体(桿体) | ロドプシン(視紅) | 暗所視(明暗の感知) | 高い |
| 錐状体(錐体) | フォトプシン(3種) | 明所視(色覚) | 低い |
表: 視細胞の種類と特徴
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