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つむぐ指圧治療室 相模大野

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自律神経の二重支配を受けないのはどれか

問題

自律神経の二重支配を受けないのはどれか。

  1. 瞳 孔
  2. 心 臓
  3. 副腎髄質

解答: 3(副腎髄質)

解説

  1. 誤り。瞳孔は交感神経(瞳孔散大筋の収縮→散瞳)と副交感神経(瞳孔括約筋の収縮→縮瞳)の二重支配を受ける。
  1. 誤り。心臓は交感神経(心拍数増加・収縮力増大)と副交感神経(迷走神経による心拍数減少)の二重支配を受ける。
  1. 正しい。副腎髄質は交感神経節前線維による直接支配のみを受けており、副交感神経の支配は受けない。副腎髄質は発生学的に交感神経節と同じ神経堤由来の組織であり、交感神経節後ニューロンに相当する。節前線維からアセチルコリンが放出されると、副腎髄質のクロム親和性細胞がアドレナリン・ノルアドレナリンを血中に分泌する。
  1. 誤り。胃は交感神経(運動抑制・括約筋収縮)と副交感神経(迷走神経による運動促進・胃酸分泌促進)の二重支配を受ける。

ポイント

副腎髄質は交感神経のみの支配を受け、二重支配の例外である。

  • 覚え方のコツ: 二重支配を受けないもの=「汗(汗腺)・血(血管)・副(副腎髄質)」と覚える。汗腺・血管・副腎髄質は交感神経のみの支配(瞳孔散大筋・瞳孔括約筋もそれぞれ単独支配)。
  • 関連知識: 副腎髄質からはアドレナリン(約80%)とノルアドレナリン(約20%)が分泌され、ホルモンとして全身に作用する。これは交感神経-副腎髄質系と呼ばれ、ストレス応答に重要な役割を果たす。
  • よくある間違い: 「瞳孔」を二重支配を受けないと誤解すること。瞳孔全体としては散大筋(交感)と括約筋(副交感)の二重支配を受ける。各筋は単独支配であるが、瞳孔という器官としては二重支配である。
  • 教科書では「j.自律神経の関与する反射」の範囲に該当する。
器官 交感神経 副交感神経 二重支配
瞳孔 散大 縮小 あり
心臓 促進 抑制 あり
運動抑制 運動促進 あり
副腎髄質 分泌促進 なし
汗腺 促進 なし
血管 収縮 (支配少ない) なし

表: 自律神経の二重支配と例外

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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