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つむぐ指圧治療室 相模大野

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交感神経β受容体が関与する機能はどれか

問題

交感神経β受容体が関与する機能はどれか。

  1. 心拍数の増加
  2. 血管の収縮
  3. 腸管の収縮
  4. 散瞳

解答: 1(心拍数の増加)

解説

  1. 正しい。心拍数の増加は交感神経β1受容体を介した作用である。心臓の洞房結節にあるβ1受容体が刺激されると歩調取り電位の立ち上がりが速くなり心拍数が増加する。β1受容体は同時に心筋の収縮力増強(陽性変力作用)にも関与する。臨床ではβ遮断薬が高血圧・頻脈の治療に用いられる。
  1. 誤り。血管の収縮は主にα1受容体を介した作用である。一方、骨格筋の血管にはβ2受容体が存在し、血管拡張に関与する。
  1. 誤り。腸管の収縮は副交感神経(アセチルコリン)の作用であり、交感神経は腸管運動を抑制する方向に働く。
  1. 誤り。散瞳(瞳孔散大)は瞳孔散大筋のα1受容体を介した作用であり、β受容体ではない。

ポイント

交感神経のアドレナリン受容体はα(α1・α2)とβ(β1・β2・β3)に分類され、心拍数増加はβ1受容体の作用である。

  • 覚え方のコツ: 「β1=心臓(1つしかない心臓)」「β2=気管支・血管・子宮(体中に2つ以上ある管状器官)」と数字とイメージを結びつける。「α1=血管収縮・散瞳」と区別する。
  • 関連知識: β2受容体は気管支拡張(問707)や子宮弛緩にも関与する。臨床ではβ遮断薬(プロプラノロール等)が高血圧・狭心症に、β2作動薬(サルブタモール等)が気管支喘息に用いられる。
  • よくある間違い: α受容体とβ受容体の作用を混同しやすい。「血管収縮・散瞳=α1」「心拍数増加・気管支拡張=β」と明確に区別する。
  • 教科書では「h.自律神経系の神経伝達物質と受容体」の範囲に該当する。
受容体 主な存在部位 主な作用
α1 血管平滑筋、瞳孔散大筋 血管収縮、散瞳
β1 心臓(洞房結節・心筋) 心拍数増加、収縮力増強
β2 気管支平滑筋、骨格筋血管 気管支拡張、血管拡張

表: アドレナリン受容体のサブタイプと作用

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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