問題
脳神経が遠心路でない反射はどれか。
- 眼瞼反射
- 咬筋反射
- 膝蓋腱反射
- 嚥下反射
解答: 3(膝蓋腱反射)
解説
- 誤り。眼瞼反射の遠心路は顔面神経(第VII脳神経)であり、脳神経が遠心路として関与する。
- 誤り。咬筋反射の遠心路は三叉神経運動枝(第V脳神経)であり、脳神経が遠心路として関与する。
- 正しい。膝蓋腱反射の遠心路は大腿神経(脊髄神経L2〜L4由来)であり、脳神経は関与しない。膝蓋腱反射は脊髄レベルで完結する単シナプス反射(伸張反射)であり、反射中枢は腰髄にある。求心路・遠心路ともに脊髄神経である大腿神経が担う。
- 誤り。嚥下反射の遠心路は舌咽神経(第IX脳神経)や迷走神経(第X脳神経)であり、脳神経が遠心路として関与する。
ポイント
膝蓋腱反射は脊髄反射であり、遠心路は大腿神経(脊髄神経)であるため脳神経は関与しない。
- 覚え方のコツ: 「膝(ひざ)は脊髄、顔は脳神経」と覚える。膝蓋腱反射だけが脊髄レベルの反射で、他の選択肢はすべて脳幹レベルの反射である。
- 関連知識: 脳神経は12対あり(第I〜XII)、眼瞼反射(VII)、咬筋反射(V)、嚥下反射(IX・X)のように反射の遠心路として重要である。脊髄神経は31対で四肢の反射に関与する。
- よくある間違い: 膝蓋腱反射を「脳からの指令で起こる」と誤解しやすいが、脊髄の単シナプス反射であり脳は直接関与しない。
- 教科書では「j.自律神経の関与する反射」の範囲に該当する。
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