問題
体性-自律神経反射はどれか。
- 膝蓋腱反射
- 体温調節反射
- 眼瞼反射
- 腹壁反射
解答: 2(体温調節反射)
解説
- 誤り。膝蓋腱反射は求心路(感覚神経)も遠心路(運動神経)も体性神経による体性-体性反射(伸張反射)である。
- 正しい。体温調節反射は、体性感覚(皮膚の温度受容器からの温度覚情報)が求心路となり、自律神経が遠心路として発汗・血管収縮/拡張・立毛などの効果器反応を引き起こす、体性-自律神経反射の代表例である。反射弓は「皮膚温度受容器→求心性感覚神経→視床下部(体温調節中枢)→自律神経(遠心路)→効果器(汗腺・血管平滑筋・立毛筋)」と構成される。
- 誤り。眼瞼反射(角膜反射)は角膜への刺激(三叉神経:体性感覚)から眼輪筋の収縮(顔面神経:体性運動)に至る体性-体性反射である。
- 誤り。腹壁反射は皮膚刺激(体性感覚)から腹筋の収縮(体性運動)に至る体性-体性反射(表在反射)である。
ポイント
反射の分類は「求心路→遠心路」の組合せで決まる。体性-自律神経反射は「体性感覚(求心)→自律神経(遠心)」の反射である。
- 覚え方のコツ: 反射の名称は「求心路の種類 – 遠心路の種類」で決まる。体性-体性=膝蓋腱反射など、体性-自律=体温調節反射、自律-自律=内臓-内臓反射と整理する。
- 関連知識: 排尿反射は「内臓(膀胱壁伸展)→自律神経(骨盤神経)」の自律-自律神経反射であるが、大脳皮質からの随意的な抑制も受ける。性反射では、勃起=副交感神経(骨盤神経)、射精=交感神経(下腹神経)と覚える。
- よくある間違い: 発汗(自律神経の反応)を含む反射は体性-自律神経反射であるが、筋収縮(体性運動の反応)を含む反射は体性-体性反射である。遠心路の違いに注目する。
- 教科書では「j.自律神経の関与する反射」の範囲に該当する。
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