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つむぐ指圧治療室 相模大野

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迷走神経の支配で正しいのはどれか

問題

迷走神経の支配で正しいのはどれか。

  1. 眼球の運動
  2. 唾液の分泌
  3. 舌筋の運動
  4. 胃腸管の運動

解答: 4(胃腸管の運動)

解説

  1. 誤り。眼球の運動は動眼神経(III)、滑車神経(IV)、外転神経(VI)が支配する。迷走神経は眼球運動に関与しない。
  1. 誤り。唾液の分泌は顔面神経(VII:顎下腺・舌下腺)や舌咽神経(IX:耳下腺)が支配する。迷走神経の支配ではない。
  1. 誤り。舌筋の運動は舌下神経(XII)が支配する。迷走神経は喉頭の筋に関与するが舌筋は支配しない。
  1. 正しい。迷走神経(第X脳神経)は副交感神経の主要な成分を含み、胃腸管の蠕動運動を促進し消化液の分泌を促す。迷走神経は12対の脳神経の中で最も広い分布域を持ち、頸部から胸部・腹部にかけて心臓(心拍数低下)、気管支(収縮)、消化管(蠕動促進・消化液分泌促進)などを広範に支配する。ただし下行結腸以下の骨盤内臓器は骨盤内臓神経が担う。

ポイント

迷走神経(X)は最も広い分布域を持つ脳神経であり、副交感神経の主要成分として胃腸管の運動促進・消化液分泌促進を行う。

  • 覚え方のコツ: 「迷走神経は”迷走”するほど広く走る」→ 頸部から腹部まで広範に分布することを名前から連想する。
  • 関連知識: 迷走神経反射(血管迷走神経反射)は、迷走神経の過剰な興奮により徐脈・血圧低下・失神を起こす臨床的に重要な現象である。注射や痛みなどの刺激で誘発されることがある。
  • よくある間違い: 唾液分泌は迷走神経ではなく顔面神経(VII)と舌咽神経(IX)が担う。迷走神経が支配するのは消化管の運動と消化液(胃液など)の分泌である。
  • 教科書では「b.末梢神経系の機能」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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