問題
脳波成分で周波数が最も低いのはどれか。
- α波
- β波
- θ波
- δ波
解答: 4(δ波)
解説
- 誤り。α波は8-13Hzであり、δ波(0.5-4Hz)やθ波(4-8Hz)よりも高い周波数である。
- 誤り。β波は13-30Hzで、脳波の4成分の中で最も高い周波数である。
- 誤り。θ波は4-8Hzであり、δ波(0.5-4Hz)よりも高い周波数である。
- 正しい。δ波(デルタ波)は0.5-4Hzで、脳波の基本4成分(β・α・θ・δ)の中で最も周波数が低い徐波である。深い睡眠(ノンレム睡眠のステージ3-4)に広範囲に出現する。覚醒度が低下するほど脳波は低周波化(徐波化)し、δ波が出現する深い睡眠は徐波睡眠とも呼ばれる。覚醒時にδ波が出現する場合は脳の器質的病変を疑う。
ポイント
脳波の周波数は低い順にδ波(0.5-4Hz)<θ波(4-8Hz)<α波(8-13Hz)<β波(13-30Hz)である。
- 覚え方のコツ: 周波数の低い順に「デ(δ)シ(θ)ア(α)ベ(β)」→「出しあべ」と語呂合わせ。覚醒度と周波数は比例する。
- 関連知識: 脳死判定では脳波が平坦(30分以上の平坦脳波)であることが確認項目の一つとなる。てんかん発作時には異常な高振幅の脳波(棘波・棘徐波複合など)が出現する。
- よくある間違い: α波を最低周波数と誤答しやすいのは、α波が「安静時の基本脳波」として最も有名であるためである。周波数の大小関係を数値で正確に覚えることが重要である。
- 教科書では「c.新皮質」の範囲に該当する。
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