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つむぐ指圧治療室 相模大野

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大脳皮質の機能的領野と脳葉との組合せで正しいのはどれか

問題

大脳皮質の機能的領野と脳葉との組合せで正しいのはどれか。

  1. 味覚野 – 側頭葉
  2. 一次運動野 – 頭頂葉
  3. ブローカ野 – 前頭葉
  4. ウェルニッケ野 – 後頭葉

解答: 3(ブローカ野 – 前頭葉)

解説

  1. 誤り。味覚野は頭頂葉の中心後回下部および島皮質に位置しており、側頭葉ではない。
  1. 誤り。一次運動野は前頭葉の中心前回に位置しており、頭頂葉ではない。頭頂葉の中心後回に位置するのは一次体性感覚野である。
  1. 正しい。ブローカ野(運動性言語中枢)は前頭葉の下前頭回に位置する。ブローカ野は言語の産出(発話の運動プログラム)を担い、この領域の損傷では運動性失語(非流暢性失語)が生じる。言語を理解できるが自発的な発話が困難になる。言語野は通常、左半球に優位に存在する。
  1. 誤り。ウェルニッケ野(感覚性言語中枢)は側頭葉の上側頭回後部に位置しており、後頭葉ではない。後頭葉に位置するのは一次視覚野である。

ポイント

ブローカ野は前頭葉(下前頭回)に位置する運動性言語中枢である。

  • 覚え方のコツ: 「ブは前(ブ→ぶ→前=前頭葉)」「ウは横(ウ→う→横=側頭葉)」。各脳葉の一次野は「前頭葉=運動」「頭頂葉=感覚」「後頭葉=視覚」「側頭葉=聴覚」。
  • 関連知識: ブローカ野とウェルニッケ野は弓状束という白質線維で連結されている。弓状束の損傷では伝導性失語(復唱障害)が生じる。味覚野の位置が頭頂葉であることは盲点になりやすい。
  • よくある間違い: 味覚野を側頭葉に配置してしまうこと。味覚野は頭頂葉の中心後回下部と島皮質にまたがる。また一次運動野と一次感覚野の脳葉を逆にしてしまう誤りも多い。
  • 教科書では「c.新皮質」の範囲に該当する。
機能的領野 所在する脳葉 機能
一次運動野 前頭葉(中心前回) 随意運動の指令
ブローカ野 前頭葉(下前頭回) 運動性言語中枢
一次体性感覚野 頭頂葉(中心後回) 触覚・温痛覚の受容
味覚野 頭頂葉(中心後回下部)・島皮質 味覚の受容
ウェルニッケ野 側頭葉(上側頭回後部) 感覚性言語中枢
一次聴覚野 側頭葉(上側頭回) 聴覚の受容
一次視覚野 後頭葉 視覚の受容

表: 大脳皮質の機能的領野と脳葉

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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