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つむぐ指圧治療室 相模大野

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大脳皮質連合野の働きでないのはどれか

問題

大脳皮質連合野の働きでないのはどれか。

  1. 情報の統合
  2. 情報の判断
  3. 本能行動の発現
  4. 意思の決定

解答: 3(本能行動の発現)

解説

  1. 誤り。連合野は視覚・聴覚・体性感覚など異なる感覚モダリティからの情報を統合して、認知や状況把握を成立させる。
  1. 誤り。連合野は統合された情報に基づいて状況を判断し、適切な行動を選択する高次機能を持つ。
  1. 正しい。本能行動(摂食・性行動・闘争・逃走など)の発現は大脳辺縁系(扁桃体・海馬など)と視床下部の機能であり、大脳皮質連合野の働きではない。連合野は理性的な高次精神活動(情報の統合・判断・意思決定・思考・言語・計画立案など)を担い、むしろ本能的な行動を抑制・制御する方向に機能する。前頭前野損傷では脱抑制が生じ、衝動的な行動が増加することからもこの点が裏づけられる。
  1. 誤り。前頭連合野(前頭前野)は意思決定や行動計画の立案、実行機能に特に重要な役割を果たす。

ポイント

連合野は情報の統合・判断・意思決定を担い、本能行動の発現は大脳辺縁系と視床下部の機能である。

  • 覚え方のコツ: 「連合野=理性の脳」「辺縁系=本能の脳」と対比して覚える。連合野は「考える」、辺縁系は「感じる・本能的に動く」と整理する。
  • 関連知識: 前頭前野は発達が最も遅い脳領域であり、ヒトで特に発達している。前頭前野の障害では人格変化、判断力低下、計画性の欠如が見られる(フィネアス・ゲージの症例が有名)。
  • よくある間違い: 連合野が「すべての高次脳機能」を担うと考え、本能行動も含めてしまうこと。本能行動は辺縁系の機能であり、連合野はむしろ本能を制御・調整する。
  • 教科書では「c.新皮質」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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