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つむぐ指圧治療室 相模大野

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摂食を抑制するのはどれか

問題

摂食を抑制するのはどれか。

  1. グレリン
  2. オレキシン
  3. ロイコトリエン
  4. レプチン

解答: 4(レプチン)

解説

  1. 誤り。グレリンは主に胃の内分泌細胞から分泌される「空腹ホルモン」で、視床下部の弓状核に作用して摂食を促進する。空腹時に血中濃度が上昇し、食後に低下する。
  1. 誤り。オレキシン(ヒポクレチン)は視床下部外側野のニューロンから分泌される神経ペプチドで、摂食促進と覚醒維持に関与する。オレキシン産生ニューロンの脱落はナルコレプシー(過眠症)の原因となる。
  1. 誤り。ロイコトリエンはアラキドン酸からリポキシゲナーゼ経路で産生される脂質メディエーターで、気管支収縮やアレルギー反応に関与するが、摂食調節には直接関与しない。
  1. 正しい。レプチンは白色脂肪細胞から分泌されるホルモンで、視床下部の弓状核に作用して摂食を抑制し、エネルギー消費を促進する。体脂肪量が増加するとレプチン分泌も増加し、食欲を抑制する負のフィードバック機構として働く。レプチン受容体の異常や抵抗性は肥満の一因となる。

ポイント

レプチンは脂肪細胞由来の「満腹ホルモン」で、視床下部に作用して摂食を抑制する。

  • 覚え方のコツ: 「レプチン=太ったら(脂肪細胞から)レプチン出て食欲低下」「グレリン=グーグー(お腹が鳴る)=空腹で出る」と対比して覚える。
  • 関連知識: 視床下部外側野の破壊は摂食行動の消失(無食症)を起こし、腹内側核の破壊は過食・肥満を起こす。摂食調節にはレプチン・グレリン・インスリン・ニューロペプチドY・CCK(コレシストキニン)など多数の因子が関与する。
  • よくある間違い: グレリンとレプチンの作用を逆に覚えやすい。グレリン=促進(胃由来、空腹ホルモン)、レプチン=抑制(脂肪由来、満腹ホルモン)と確実に区別する。
  • 教科書では「J.視床下部」の範囲に該当する。
物質 分泌源 摂食への作用
レプチン 脂肪細胞 抑制(満腹信号)
グレリン 促進(空腹信号)
オレキシン 視床下部外側野 促進
CCK 十二指腸 抑制
ニューロペプチドY 視床下部弓状核 促進

表: 摂食調節に関わる主な物質

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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