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つむぐ指圧治療室 相模大野

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視床下部によって調節されるのはどれか

問題

視床下部によって調節されるのはどれか。

  1. 感覚機能
  2. 飲水行動
  3. 嘔吐反射
  4. 姿勢保持

解答: 2(飲水行動)

解説

  1. 誤り。感覚の中継・統合は主に視床が担う機能である。視床は嗅覚を除くすべての感覚情報を大脳皮質に中継する中継核として機能する。
  1. 正しい。飲水行動は視床下部によって調節される。視床下部の外側野には渇中枢(飲水中枢)が存在し、血漿浸透圧の上昇(脱水など)を視床下部の浸透圧受容器が感知すると口渇感が生じ飲水行動が誘発される。同時に視床下部の視索上核・室傍核からバソプレシン(ADH)が分泌され、腎臓での水再吸収が促進される。視床下部はほかに体温調節、摂食調節、性行動、概日リズムなど多彩な自律機能・本能行動の最高中枢である。
  1. 誤り。嘔吐反射の中枢は延髄の嘔吐中枢(最後野付近)であり、視床下部ではない。
  1. 誤り。姿勢保持は主に小脳、脳幹(前庭神経核)、大脳基底核が担う機能であり、視床下部の主要な機能ではない。

ポイント

視床下部は飲水行動(渇中枢)・摂食行動・体温調節・内分泌調節・自律神経機能の最高中枢である。

  • 覚え方のコツ: 「視床下部=本能と自律の司令塔」→ 食べる・飲む・体温を保つ・ホルモンを出すなど「生きるための基本機能」を統括する。
  • 関連知識: 視床下部の障害では尿崩症(バソプレシン分泌障害→多尿・口渇)、摂食障害(肥満や拒食)、体温調節障害、睡眠覚醒障害などが生じる。
  • よくある間違い: 視床と視床下部の機能を混同しやすい。視床は感覚の中継核、視床下部は自律神経・内分泌の最高中枢と明確に区別する。
  • 教科書では「J.視床下部」の範囲に該当する。
視床下部の機能 関連する核・部位
飲水行動(渇中枢) 外側野
摂食行動(摂食中枢) 外側野
摂食抑制(満腹中枢) 腹内側核
体温調節(放熱) 視索前野・前視床下部
体温調節(産熱) 後部視床下部
バソプレシン・オキシトシン分泌 視索上核・室傍核

表: 視床下部の主な機能と関連核

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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