問題
視床下部に調節中枢がないのはどれか。
- 体温
- 摂食
- 姿勢
- 体液量
解答: 3(姿勢)
解説
- 正しい(視床下部にある)。視床下部の視索前野・前視床下部に体温調節中枢があり、体温のセットポイントを決定する。
- 正しい(視床下部にある)。視床下部の外側野(摂食中枢)と腹内側核(満腹中枢)が摂食行動を調節する。
- 正しい(視床下部にない)。姿勢の調節中枢は視床下部にはなく、主に小脳、大脳基底核、脳幹(前庭神経核、網様体)が担う。視床下部は自律神経系の最高中枢であり、体温調節・摂食調節・体液量調節・ホルモン分泌調節など内部環境の恒常性維持に関与するが、姿勢という運動機能の調節は含まれない。
- 正しい(視床下部にある)。視床下部は浸透圧受容器を有し、視索上核・室傍核からADH(バソプレシン)を分泌して腎臓での水再吸収を調節することで体液量を調節する。
ポイント
視床下部は「恒常性維持の中枢」であり、姿勢のような運動機能の調節は行わない。問題573と同じ論点である。
- 覚え方のコツ: 視床下部の機能に「姿勢調節は含まれない」→ 「姿勢は小脳が担当」と否定形で覚える。視床下部=内部環境の調節、小脳=運動の調節と大別する。
- 関連知識: 視床下部の機能に関する問題は頻出であり、問題573(視床下部の機能で誤り=姿勢)、問題583(中脳の機能ではない=摂食→視床下部)と合わせて横断的に学習すると効果的である。
- よくある間違い: 視床下部が非常に多くの機能を持つため、姿勢調節も含まれると思い込みやすい。視床下部の機能リストに「運動系」は含まれないと明確に理解する。
- 教科書では「J.視床下部」の範囲に該当する。
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