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つむぐ指圧治療室 相模大野

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随意運動に関与する下行路はどれか

問題

随意運動に関与する下行路はどれか。

  1. 脊髄視床路
  2. 脊髄小脳路
  3. 後索路
  4. 錐体路

解答: 4(錐体路)

解説

  1. 誤り。脊髄視床路は痛覚・温度覚を脊髄から視床に伝える上行性感覚伝導路であり、下行路ではない。
  1. 誤り。脊髄小脳路は深部感覚(固有感覚)を脊髄から小脳に伝える上行性伝導路であり、運動の協調に必要な情報を提供するが、下行路ではない。
  1. 誤り。後索路(後索-内側毛帯路)は触覚・深部感覚(位置覚・振動覚)を伝える上行性感覚伝導路であり、下行路ではない。
  1. 正しい。錐体路(皮質脊髄路)は大脳皮質運動野から脊髄前角の運動ニューロンへ至る随意運動の主要な下行性伝導路である。延髄の錐体で約80%が交叉し対側の脊髄を下行する。選択肢1〜3はすべて「脊髄→脳」方向の上行性感覚伝導路であり、唯一の下行路は錐体路のみである。

ポイント

選択肢のうち下行路は錐体路のみであり、脊髄視床路・脊髄小脳路・後索路はすべて上行性(感覚)伝導路である。

  • 覚え方のコツ: 名前に「脊髄○○路」とあるものは「脊髄から○○へ上行する」と読める。「○○脊髄路」なら「○○から脊髄へ下行する」と方向を判断できる。錐体路=皮質脊髄路は「皮質→脊髄」の下行路。
  • 関連知識: 問623(随意運動の伝導路)と同じテーマの出題であり、頻出度が高い。錐体路障害ではバビンスキー反射陽性・痙性麻痺が臨床的に重要な所見である。
  • よくある間違い: 脊髄小脳路を「小脳が運動に関与するから下行路」と誤解しやすいが、脊髄小脳路はあくまで固有感覚を小脳に伝える上行路である。
  • 教科書では「d.脊髄内の伝導路」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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